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ブラビアだけでもPS3のゲームをプレイ、SCEがクラウドゲームサービス「PlayStation Now」を発表2014 International CES

» 2014年01月08日 19時13分 公開
[ITmedia]

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは1月8日、クラウド技術を活用したストリーミングゲームサービス「PlayStation Now」(PS Now)を発表した。今夏から米国で本格展開する予定で、それに先立ち1月末から米国内の各地域でベータプログラムを開始する。

「PlayStation Now」(PS Now)のロゴマーク

 同社が2012年に買収した米Gaikaiのクラウドゲーミング技術を採用。端末側はゲームソフトをダウンロードする必要がなく、サーバ側で処理して端末に配信する仕組みのため、ゲーム専用機でなくても利用できる。SCEではまず、PlayStation 3用のゲームタイトルをPlayStation 4およびPlayStation 3向けに、続いてPS Vita向けにも提供する予定だが、2014年内に米国内で発売されるソニー製薄型テレビ“BRAVIA”(ブラビア)シリーズも一部機種をのぞいて対応するという。さらに「将来的にはソニー製品に限らず、さまざまなネットワーク対応機器にサービスの提供を拡大していく」(同社)。

 またクラウドゲーミングサービスは、ネットワークに接続された対応端末さえあれば、場所を問わずに利用できるのも特長。例えば、リビングルームのPS4でプレイしていたゲームの続きをベッドルームのPS3でプレイしたり、外出先のPS Vitaでプレイしていたゲームを、帰宅後にリビングルームのブラビアで楽しむといったことが可能になる。ユーザーは、タイトルごとのレンタルまたは定額制で利用可能。オンラインマルチプレイ、トロフィー、テキストメッセージの送受信といったPSNの各種機能にも対応する。

PS Nowのゲームライブラリにはさまざまな対応端末からアクセスし、プレイできる

 配信タイトルや国内でのサービススケジュールは未定。なお、米ラスベガスで開催中の「2014 International CES」では、PS3用ゲーム「BEYOND: Two Souls」「God of War: Ascension」「The Last of Us」「パペッティア」の4タイトルをブラビアおよびPS Vita上で動作させるデモンストレーションを行っている。

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