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水で描いた線路の上を新幹線が走る! 新しい形の鉄道玩具をパイロットインキが開発東京おもちゃショー2014

» 2014年06月13日 21時40分 公開
[笹田仁,ITmedia]

 パイロットインキは2014年6月12日から東京ビッグサイトで始まった東京おもちゃショーの会場で、シート上に水で描いた線路の上を進む電車型のおもちゃを展示している。

パイロットインキが展示していた電車型のおもちゃ。シート上に描いた線の上を北陸新幹線を模した電車型のおもちゃが進んでいく

 このおもちゃはパイロットインキが販売している「スイスイおえかき」を基にしたものだ。スイスイおえかきは、水を入れたペンでシートに自由に絵や文字を描けるというもの。インクではなく水を使うことで、周囲を汚す心配をなくした。シートに描いた絵や文字は水が乾けばきれいに消えるので、繰り返し使える。

 今回展示していた製品は、ペンで描いたルートの水分を電車型のおもちゃが検知し、ルートに沿って進んでいく。これまでの「スイスイおえかき」シリーズと同様、周囲を汚す心配もなく、シートが乾けば繰り返し使える。

 この電車型のおもちゃは、ただ進んでいくだけではない。「駅」を検知すると停車し、アナウンスを流す。駅は付属のテンプレートでバーコードのような模様を描くことで作れる。

テンプレートをシートに当て、すき間を塗りつぶすと駅ができる(左)。おもちゃが駅の上に達すると停車して駅名をアナウンスする

 駅を作るテンプレートは1種類ではない。会場では合計6つのテンプレートを展示していた。それぞれのテンプレートには駅名が書いており、作れる模様もそれぞれ異なる。この模様の違いを検知して駅名を認識し、停車時にアナウンスを流す。

展示していたテンプレート。北陸新幹線を想定しており、「東京」「上野」「大宮」のほかに「長野」「金沢」「富山」という駅名が並んでいた

 パイロットインキはこの製品を9月に発売する予定。北陸新幹線を模した製品と、東海道新幹線を模した製品を発売する。価格はどちらも6000円(税別)。

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