6月12日に開幕した「東京おもちゃショー2014」の一角に全高1.8メートルほどのロボットが立っていた。JR東日本の新幹線「E5系」が変形して人型になった新キャラクターだ。
展示しているのは、JR東日本のグループ会社・ジェイアール東日本企画。車両をモチーフにしたキャラクタービジネスを始めるため「Project E5」という名称で企画を進めており、今回のおもちゃショーが初披露だという。さらに変形プロセスを解説する展示や、疾走する新幹線から変形するプロモーションビデオも用意するなど、やる気のほどがうかがえる。
ロボットのデザイナーは、残念ながら非公表で、名前も決まっていない。ただし、車両にもどったときにはE5系の形にしっかりと“収まる”デザインになっており、ロボットにもあちこちに新幹線の面影があった。胸のあたりを見れば運転席周辺と分かるし、両足のかかとは明らかにパンタグラフだ。
担当者によると、「これまで実写で車両を変形させるといった企画には許可が下りたことはなく、今回が初。まだコンセプトモデルだが、今後はキャラクタービジネスとして展開したい」という。なお、すでにブースを訪れた玩具メーカー数社からプラモ化などのオファーがあった模様だ。
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