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きらめくLEDシーリングライト、日立から

» 2014年08月06日 21時08分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 日立アプライアンスは8月6日、“LED導光環シーリング”をうたう新製品「きらめき」を発表した。独自技術により、明かりに“きらめき”をプラスしたという意欲作。12畳用の「LEC-DHS1230C」を10月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭では6万円前後になる見込みだ。

導光環の仕組み

 LEDモジュールは外周部に配置。ここから出る光を透明なカバーに導光し、カバーに印刷された透過材から光を射出する仕組み。この透過材の部分が環状になっているため“導光環”と呼ぶ。

導光環の仕組み。同社では「クリアライティング・テクノロジー」と名付けた

 一般的な拡散材入りの導光板では、効率良く光を取り出せる一方で、均一な光り方をさせるのは難しい。しかし導光環なら中心部のピッチを狭くするなど太さや間隔を調整することで全体を均一に光らせることができるうえ、輝度の強弱により、「きらめきを感じる新しい光り方になった」(同社)。

輝度の強弱がある光り方(撮影のため、光量を落としている)。中央の青い部分は「ラク見え」機能で使用する青緑色LEDモジュールの光だ

 さらに導光板自体にカバーの役割を持たせ、従来のLEDシーリングライトには必須だった乳白色のカバーを不要にしたことで、器具高さ72ミリという薄型設計と590ミリ径のコンパクトなサイズを実現した。合わせて枠をシャンパンゴールドで塗装し、華やかさを加えている。

乳白色のカバーをなくしたことですっきりとしたデザインになった

 明るさ(全光束)は〜12畳の基準値上限となる5499ルーメン。さらに同時発表の洋風タイプと同様、文字などが見やすい波長特性と明るさ向上による「ラク見え」機能も搭載した。ラク見え使用時の光束は6599ルーメン。消費電力は全灯時で60.6ワット、ラク見え時で80.8ワットとなっている。

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