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» 2014年09月08日 15時15分 UPDATE

「深く回り込む」フロントサラウンドを新搭載、ソニーがサウンドバー新製品「HT-ST5」を発表

ソニーは、サウンドバータイプのホームシアターシステム「HT-ST5」を10月に発売する。頭部伝達関数を用いて「深く回り込む」という新しいサラウンドモードを搭載した。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 ソニーは9月8日、ホームシアターシステムの新製品「HT-ST5」を発表した。薄型テレビの前に置くサウンドバーとワイヤレスサブウーファーを組み合わせた2ピーススタイルのフロントサラウンドシステム。10月31日に発売する予定で、価格はオープン。市場想定価格は7万4000円前後(税別)となっている。

ts_soundbar01.jpg 「HT-ST5」。外装はアルミ製

 昨年夏に発売した「HT-ST7」および「HT-ST5」の中間に位置するモデル。HT-ST7と同じ7.1chをキープしつつ約10%サイズダウンした。サウンドバー部の幅は約1030ミリで、46V型〜55V型のテレビに適している。

ts_soundbar02.jpgts_soundbar03.jpg サウンドバーとワイヤレスのアクティブサブウーファーがセットになっている

 サウンドバーには、発泡マイカ振動板を採用した60ミリ径ユニットを7つ搭載し、各チャンネルを独立したアンプ(S-Master)でドライブ。独自の「S-Forceフロントサラウンド」によるバーチャルサラウンドが楽しめる。またフロントL/Rを担当する両端のスピーカーは20ミリ径のツィーターも装備しており、ステレオ再生時には、より広帯域の2Way再生が行える。IRリピーターを内蔵しているため、テレビの赤外線受信部を隠れても問題ない。

ts_soundbar04.jpgts_soundbar05.jpg 両端のスピーカーにはツィーターも装備

 一方のワイヤレスサブウーファーは、180ミリ径のウーファーを搭載。一方で「HT-ST7」にあったパッシブラジエーターやスタンド部は省略してコスト削減を図った。ワイヤレス接続には5.2GHz帯を使用する。

1人でじっくり映画を楽しみたい人に

 新機能は、まず視聴スタイルに合わせたサラウンドのモード切り替え機能を搭載したこと。「SURROUND 1」(ワイドモード)は、「HT-ST7/ST3」と同じ波面制御技術によるサラウンドモード。家族とソファーでくつろいで視聴するときなど、複数人(3〜4人)でサラウンド感を楽しめる広いスイートスポットが特徴だが、一方で後ろに音が回り込むサラウンド感は弱めだ。

 一方の「SURROUND 2」(フォーカスモード)は、スイートスポットを犠牲にして、“より深い回り込み”を実現したモードだ。「スピーカーの使い方を変え、頭部伝達関数を利用して、音が回り込むサラウンド感を実現した。壁の反射などは使わないため、部屋の形状にも左右されない」(同社)。その代わり、スイートスポットが狭くなるため、「1人で集中して視聴するときに適している」(同社)という。

 また、「ST」シリーズとしては初めて「ナイトモード」を搭載している。ナイトモードは、深夜など音量を抑えた場合でもサラウンド効果が得られるようにバランスを調整するというもの。リモコンのカバー下に専用ボタンを設け、ワンタッチで設定できるようにした。

ts_soundbar06.jpgts_soundbar07.jpg 付属のリモコン。カバーを引き下げるとナイトモードなどのボタンが出てくる

 Bluetooth/NFCもサポート。同社が提供するスマートフォン操作アプリ「SongPal」を使い、スマホ内の楽曲をワンタッチで再生できる。

 入力はHDMI3系統、出力はHDMI1系統。4K/60pパススルーに対応しているが、4Kプレミアムコンテンツ再生に求められる著作権保護技術HDCP2.2については非対応だ。同社では、「ARC(オーディオリターンチャンネル)を使えば、テレビ経由で音声を受け取れるため、問題はない」と話している。

ts_soundbar08.jpg HDMI入力はHDCP2.2非対応だが、4Kプレミアムコンテンツのプレーヤーをテレビ側のHDMI端子に接続し、HDMIのARC機能でサウンドバーに入力する形であれば問題なく視聴できる。ただし、この場合はサウンドバーをセレクターとしては使えない

 サウンドバーの外形寸法は、付属のスタンドを装着した場合で約1030(幅)×120(高さ)×120(奥行き)ミリ。非装着では約1030(幅)×101(高さ)×116(奥行き)ミリとなる。サブウーファーは、約242(幅)×355(高さ)×407(奥行き)ミリ。重量はサウンドバーが約6.1キログラム、サブウーファーは約11キログラム。

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