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スマホ内の楽曲でカラオケを楽しめる「SingPlay」片岡義明の「こんなアプリと暮らしたい」

» 2015年02月03日 21時14分 公開
[片岡義明,ITmedia]

 今回紹介するのは、Android向けのカラオケ伴奏変換アプリ「SingPlay」(シングプレイ)。SingPlayはスマートフォン内の音楽をカラオケ伴奏に変換できるアプリで、これを使えばカラオケ用データがなくても、手持ちの楽曲から簡単にカラオケ伴奏を生成できる。

ミュージックライブラリ(左)。再生画面(中)。メニュー(右)

 操作はシンプル。ミュージックライブラリからカラオケ伴奏に変換したい曲を選ぶとマイクボタンが表示されるので、まずこれをタップ。曲の再生画面となり、ここで再生ボタンを押すとボーカルの入っていない曲が再生される。ボーカルを省く前の原曲を聴きたいときは、下部のマイクボタンをタップすればいい。変換できる楽曲は特定のジャンルに限定されているわけではなく、UIもシンプルで操作が分かりやすい。

 対応オーディオフォーマットは、入力がMP3、AAC、M4A(AAC)、WAV、FLAC、OGGと豊富で、出力はMP4(AAC)。なお、MP3のID3タグに歌詞が含まれる場合は、歌詞も表示される。

 カラオケ伴奏に変換するだけでなく、曲のテンポやピッチを調節できる機能も搭載しており、自分の声に合わせて歌を練習できる。さらに、作成した伴奏に自分の声を重ねて録音することも可能で、録音される声のボリューム調整やリバーブなどのボーカルエフェクトを適用することも可能だ。このほか、録音した曲にコメントを記録することで、日記のように残したり、FacebookeなどのSNSで共有する機能もある。

曲のテンポなどを調節できる(左)。録音中の画面(中)。録音の設定(右)

 実際にいくつか曲を変換してみたところ、ボーカルがわずかに残ることもあったが、カラオケとして使う分には不自由はない。また、メインボーカル以外のコーラスなどは消せない場合もあった。

 どんな曲でもカラオケ伴奏に変換できるので、あれもこれもとしばらく夢中でカラオケ化作業に没頭してしまった。カラオケ好きな人が練習するのには最適なアプリだと思うし、演奏の練習を行うためのツールとしても使えるだろう。工夫次第でさまざまな使い方ができるアプリだ。

  • SingPlay(Google Play)

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