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モデルルームを疑似体験できる「ハコマンションVR」登場――コスモスイニシアとチームラボ分譲マンションにも未来が来た!

» 2015年04月02日 14時30分 公開
[ITmedia]
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 コスモスイニシアは4月2日、バーチャル・リアリティモデルルーム「「ハコマンションVR」を発表した。現地やモデルルームに行かなくても、スマートフォンさえあれば室内の状況やバルコニーからの眺望を疑似体験できる業界初の試み。千葉県船橋市の新築マンション「イニシア船橋夏見」の販売に導入する。

「ハコマンションVR」のイメージ

 開発にはチームラボが協力した。「分譲マンション購入において、マンションギャラリーの見学は欠かせないステップ。しかし遠方の方などは時間的な負担もあり、気軽に見学できないこともある。より多くの方に気軽にマンションギャラリーの見学を体験したいと考えた」(コスモスイニシア)。

 ハコマンションVRでは、段ボール製の簡易VR HMD「ハコスコ」を使用する。専用アプリをスマホにインストールしてハコスコにセットすれば、目の前にマンションギャラリー(モデルルーム)の内観が広がる。その状態で顔の向きを上下左右に動かすとギャラリーの内部を360度見渡せる。スマホ内蔵のジャイロセンサーを使って映像を変化させる仕組みだ。

「ハコスコ」

 視界の中央にはカーソルが浮かんでおり、画面内の各所に配置された矢印や虫眼鏡のサインにあわせることで部屋の解説を表示させたり、部屋の移動が可能。マンションの“こだわりポイント”が分かるという。さらにバルコニーに出れば、実際の眺望や近隣の施設を確認できる。これは現地にクレーンを持ち込み、7階相当の高さ(最上階)で撮影したものだ。

キッチンの様子。矢印にカーソルを合わせると解説が表示される。なお、画面は左右に分割されているが3D表示ではない

 コスモスイニシアでは、ハコマンションVRのサービスを4月中旬に開始する予定だ。まず、千葉県船橋市に建設中の分譲マンション「イニシア船橋夏見」の販売に導入し、資料請求またはマンションギャラリーを見学した人にハコスコを含むキットを提供する。なお、4月4日(土)、5日(日)には、マンションギャラリーで先行体験会も開催する予定だ。

マンションギャラリーの様子。「イニシア船橋夏見」は総戸数85戸の中規模マンションで、間取りは2LDK〜4LDK(55.81〜79.35平方メートル)。ギャラリーは3LDKになっている

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