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オヤイデ、ハイレゾ対応ポータブルプレイヤー「FiiO X5 2nd generation」を発売5.6MHz DSD再生に対応

» 2015年07月13日 16時45分 公開
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 オヤイデ電気(小柳出電気商会)は2015年7月13日、5.6MHzまでのDSDネイティブ再生に対応したポータブルプレーヤー「FiiO X5 2nd generation」を発表した。価格はオープンで市場想定価格は5万5500円前後(税別)。7月17日に発売する予定だ。本体色はチタングレーのみ。

ポータブルプレーヤー「FiiO X5 2nd generation」の正面(写真=左)と側面(写真=右)。本体色が初代X5のブラックからチタングレーに変わった

 本製品は、2014年発売の「FiiO X5」の後継モデル。初代X5のボタンレイアウトや2基のmicroSDスロットを搭載するなど基本構成は継承しながら、重量はX5より30グラム軽量化し、大きさも約12%小型化された。なお、バッテリー容量は3300mAhと若干小さくなったものの、連続駆動時間は約10時間、充電時間は約4時間と初代X5と同一の性能を確保している。

モデル X5 2nd generation X5
カラー チタングレー ブラック
サイズ 109(幅)×15.3(奥行き)×63.5(高さ)ミリ 114(幅)×15.6(奥行き)×67.6(高さ)ミリ
重量 165グラム 195グラム
外部出力 ライン/デジタルCOAX(切替式) ライン/デジタルCOAX
USB DAC機能 PCM最大192KHz/24bit、DSD最大2.8MHz(DSD5.6MHzは一部ソフト上での設定により使用可能予定) PCM最大24bit/192KHz
ボリューム調整 120段階 120段階
SDカードスロット 2基(最大128Gバイト×2) 2基(最大128Gバイト×2)
出力@16オーム >436ミリワット >460ミリワット
出力@32オーム >245ミリワット >255ミリワット
出力@300オーム >27ミリワット >28ミリワット
S/N比 ≧117デシベル >115デシベル
THD+N <0.001%(1kHz) <0.003%(1kHz)
バッテリー容量 3300mAh 3700mAh
連続駆動時間 約10時間 約10時間
充電時間 約4時間 約4時間
DSDサンプルレート 2.8MHz/5.6MHz 2.8MHz
DSDネイティブ再生 可能 不可

 オーディオ面では、「JZ4760B」+「SA2000」+「PCM1792A」の構成で、5.6MHzまでのDSDネイティブ再生とSACD ISOのダイレクト再生に対応する。またTI製アナログボリュームコントローラーチップ「PGA2311A」を搭載した。「ハイレゾ音源ファイルやDSD音源ファイルに込められたサウンドのエッセンスを忠実に再現する」としている。

 USB DACとしての機能は、DSD2.8MHzまでとPCM 192kHz/24bitの再生に対応。継続してTI製「PCM1792」チップを採用するものの、新規にオペアンプ「OPA1652」および「OPA1612」を搭載した。ダイナミックパフォーマンスと極限までの低ノイズ、低ひずみを可能にしたという。さらに、バッファーには2つのTI製「BUF634U」を採用、最大250ミリアンペアまでの出力電流を供給できるようになった。

 本体サイズは109(幅)×15.3(奥行き)×63.5(高さ)ミリ、重量は165グラム。ユーザーマニュアル、充電用USBケーブル(USB-A-microUSB)、SPDIF変換用ケーブル(3.5ミニ4極-RCAメス)、プロテクトフィルム2枚、プラスチックケース、ステッカー3枚が付属する。

 その他、専用アンプスタッキングKIT「HS16」および専用レザーキャリングケース「LC-FX 5221」も7月17日に発売する。価格はどちらもオープンで、市場想定価格はHS16が500円前後(税別)、LC-FX 5221が2000円前後(税別)の見込み。

専用アンプスタッキングKIT「HS16」。専用フレーム、ラバーバンド(4個)、スペーサーバンド
専用レザーキャリングケース「LC-FX 5221」

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