パナソニックは4月6日、扇風機とサーキュレーターの機能をあわせ持つ球形の送風機「Q」(キュー)シリーズに首振りスタンド機能を追加すると発表した。首振り対応のスタンドを同梱(どうこん)したモデルに加え、従来機ユーザーに向けてスタンド単体の販売も行う。いずれも5月10日に発売する予定だ。
新製品の「F-BM25T」は、従来機「F-BL25Z」(2015年発売)に、「360度スイング」機能の首振りスタンドをセットにしたもの。市場想定価格は5万円前後。本体カラーは「シャンパンゴールド」「クリスタルレッド」「パールホワイト」の3色展開となる。首振りスタンド単品の「F-ZM25T」は2万円前後になる見込みで、カラーは「ブラック」のみとなっている。
「Q」は、空気の“誘引”(ゆういん)を利用して、吸気口から吸い込んだ空気を約7倍の風量にして送り出す送風機。扇風機として利用する際は、「1/fゆらぎ」で自然に近いゆらぎのある風を実現。体の冷やしすぎを防ぎ、風に長時間あたっても疲れにくいという。風量切替は5段階。新機能の首振りは、60度、90度、120度、180度、360度で設定可能だ。
「F-BM25T」の外形寸法は、250(幅)×250(奥行き)×336(高さ)ミリ。重量は約2.8キログラム。電源はACアダプターとなっている。
「F-BM25T」をベースとして本体外装に”漆”加工を施した「越前漆モデル F-BM25TU」も100台限定で同時に発売する。価格はオープンプライスで市場想定価格は10万円前後(税別)。4月6日から先行予約の受付を開始する予定だ。
カラーは「漆黒金」。越前漆は、約1500年の伝統を誇る福井県鯖江市発祥の工芸。調合・塗装・乾燥工程を経て、仕上げとして職人の手で“艶磨き”を行うことにより、奥深い美しさを実現するという。「深みのある質感・光沢感を持つ漆黒と、高級感のある金色の組合せは、漆の伝統美を演出し、和・洋問わずさまざまな部屋に調和する」(同社)という。
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