ハッセルブラッドが6月22日(スウェーデン現地時間)に発表した、ミラーレス中判デジタルカメラ「X1D」の日本向け発表会が7月1日、ハッセルブラッド ストア 東京で行われた。7月6日から予約を開始し、9月初旬に発売となる。価格はオープンで、予想実売価格は102万8000円(税別)となる。
初めにそのスペックをさらっておこう。センサーサイズは43.8×32.9mm、画素数が8272×6200ピクセルの5000万画素で、画素ピッチが5.3×5.3μmのCMOSセンサーを搭載する。電子ビューファインダーは236万ピクセル、モニターはTFT液晶で3インチ92万ピクセルの固定式。モニターはタッチパネルとなっている他、iOSデバイスで30fpsのリモートライブビューをすることも可能。
センサーのISO感度は100〜25600、階調は16bitで、ダイナミックレンジは14ストップと広い。ファイルフォーマットは静止画でJPEGまたはRAW(3FR)、動画で1920×1080ピクセル25fpsのH.264だ。シャッタースピードは1/2000秒〜60分となる。
記録にはデュアルSDカードスロット(UHS-I)を備え、PCとの接続にはUSB 3.0 Type-Cケーブルを用いる。Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)とGPS機能も搭載する。本体サイズは150(幅)×98(高さ)×71(奥行き)mmで、重量はバッテリー込で725gとなる。
レンズは新たにXCDレンズを開発した。シャッタースピードが最速でも1/2000秒なのは、シャッターにレンズシャッターを採用しているからだ。レンズシャッターはシャッタースピードが稼げない一方で、シャッターを切った時に比較的遅いシャッタースピードでも手ブレしにくいという利点がある。また、従来のHシステムのレンズもアダプターを介して装着可能だ。フランジバックは18.4mm。
レンズはまず45mmと90mmの2本がラインアップされる。それぞれ価格は税別24万8000円と29万8000円を予定している。
会場ではX1Dを手に取ることができたため、そのデザインの細部を写真で紹介する。
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