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» 2017年01月05日 19時35分 UPDATE

CES 2017:後ろもスゴいぞ! ソニー、4K有機ELテレビ「A1Eシリーズ」をお披露目

ソニーが4K/HDR対応の有機ELテレビ「A1E」シリーズをお披露目。日本国内での販売も予定しているという久しぶりの自発光テレビだ。しかもスピーカーレス。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 ソニーは、「CES 2017」の開幕前日にプレスカンファレンスを行い、4K/HDR対応の有機ELテレビ「A1E」シリーズをはじめとする新製品をお披露目した。同社によると、「ワールドワイドで取り扱う前提で発表したもの。時期は未定だが、日本国内でも販売を予定している」という。

「A1E」シリーズ

 「A1Eシリーズ」は、55V型、65V型、77V型の3サイズ。現行フラグシップモデル「Z9Dシリーズ」と同じ4K/HDRに最適化した映像エンジン「X2 Extreme」を搭載し、「有機ELパネルの特長を最大限に引き出し、現実世界により近い深い黒や明るさの表現が可能になる」(同社)という。HDRでは新たにDolbyVisionをサポート。HDR 10、HLG(Hybrid Log Gamma)と合わせ、主なHDR技術をカバーする。

 スピーカーは省略された。といってもモニターディスプレイではなく、テレビの画面から音が直接出力される「アコースティックサーフェス」技術を採用している。画面周辺からスピーカーがなくなり、特長的な“スタンドレス”のデザインが実現した。

正面から見たところ。画面の下にスタンドがない

 アコースティックサーフェス技術は、画面の後ろにアクチュエーター(振動子)を搭載し、画面全体を振動させて音を出す、いわゆる振動スピーカーだ。テレビ背面に見える横のラインがアクチュエーター部になっているという。「この技術をテレビに採用したのは初。画面自体から音が出ることで、映像と音を一体にし、リアリティーあふれる映像体験を楽しめる」としている。

背面。横のラインの部分にアクチュエーターが入っており、画面全体を振動させる。スタンド部にはサブウーファーを内蔵

 ただし、振動スピーカーだけでは低域が不足しがち。このため、信号処理とサブウーファーによって補完しており、背面の大きなスタンドにサブウーファーを内蔵した。

 なお、スタンド部にはサブウーファーのほかにも有機ELの駆動回路などが内蔵されており、壁掛け設置の際にもスタンドを外すことはできない。壁掛け自体は可能だが、壁面から画面まではそれなりの距離が必要になる模様だ。

側面から見たところ。壁掛け設置の場合、壁面から少し距離ができそうだ

進化したスリム液晶テレビにUHD BDプレーヤーも

 一方の液晶テレビでは、薄型バックライト技術の「Slim Backlight Drive」を進化させた「Slim Backlight Drive+」(スリムバックライトドライブ プラス)技術を搭載した「X93Eシリーズ」が登場している。

 スリムバックライトドライブは、薄型かつ低コストのエッジ式LEDバックライトでありながら、画面の端から離れた“飛び地”を光らせることを可能にした技術。今回は分割駆動で光る部分の形状を見直し、さらに輝度を向上。薄型のスタイリッシュなデザインを維持しながらコントラスト比を上げたという。分割数などは非公開ながら、「デジタル放送など一般的な映像で効果が上がる」としている。

ソニー初のUltra HD Blu-rayプレーヤー「UBP-X800」

 このほかCES 2017の展示会場では、同社初となるUltra HD Blu-rayプレーヤー「UBP-X800」、Dolby Atmos対応のサウンドバー最上位モデル「HT-ST5000」、Dolby AtmosとDTS:XをサポートしたAVアンプ「STR-DN1080」、超短焦点レーザー光源プロジェクター「VPL-VZ1000ES」などの新製品も展示する予定だ。

4K/HDR対応の超短焦点レーザー光源プロジェクター「VPL-VZ1000ES」。壁からわずか6インチ(15.24cm)で100インチの投影が可能

 VPL-VZ1000ESは、壁からわずか6インチ(15.24cm)で100インチの投影が可能になる4K/HDR対応のフロントプロジェクター。米国では2万4999ドルで4月に発売予定となっている。さらに開発中の試作機として、完全ワイヤレスおよびネックバンド型のノイズキャンセリンクイヤフォンも出品する。

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