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» 2008年03月25日 08時44分 UPDATE

STMicroelectronics、医療機器メーカーとインフルエンザの型診断機器を開発

従来は数日から数週間かかっていたインフルエンザの「型」の診断を、2時間以内に行う小型診断装置「VereFlu」が開発された。

[ITmedia]
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 欧州半導体メーカーSTMicroelectronicsとシンガポールの医療診断機器メーカーVeredus Laboratoriesは3月24日、主要なインフルエンザの型を短時間で分析、判別する小型診断装置「VereFlu」の発売を発表した。

 VereFluは分子レベルの分析装置で、インフルエンザの型を2時間以内に分析、判別できるとしている。従来の手法では、判定に数日から数週間かかっていた。STMicroelectronicsの使い捨てチップ「In-Check」と、Veredusのバイオアプリケーション技術を組み合わせたVereFluは、A型、B型、H5N1型鳥インフルエンザを、1回のテストで判別できるとしている。短時間での判別が可能なため、その年に流行しているインフルエンザの型を、迅速に把握することができるようになる。

 分析は、患者の血液、血清、または口腔咽頭の粘膜を綿棒で擦り取ったものを、親指の爪程度のサイズの使い捨てチップに入れ、分析器にセットするだけ。簡単に行えるだけでなく、2次感染のリスクも低下する。

 両社はVereFlu開発プロジェクトの成功を受け、共同研究所「Bio-Application Lab」をシンガポールに設立。今後はインフルエンザ以外の伝染病や腫瘍、心臓病などの診断ツールの開発も進めていく計画という。

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