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Google、検索結果ページで“セマンティックな”2点の改良

» 2009年03月25日 08時04分 公開
[ITmedia]

 米Googleは3月24日、検索結果ページに2点の改良を加えたと発表した。

 1つは検索結果ページに表示する関連検索リストの拡張だ。同社は検索ワードをより深く理解し、関連するものを見つけられる新技術を導入したという。これにより、ユーザーが知りたい内容と関連の深い提案が表示可能になったとしている。

 例えば「principles of physics(物理学の原理)」と検索すると、新しいアルゴリズムは「angular momentum(角運動量)」「special relativity(特殊相対性理論)」「big bang(ビッグバン)」「quantum mechanic(量子力学)」などが、入力した言葉が含まれていなくても答えを見つけるのに役立つ関連のある言葉だと判断し、ページ最下部に「Searches related to:」として表示するようになった。ここで提示されるリンクをクリックすることにより、さらにターゲットを絞った検索が可能だ。

Searches related to

 この機能は37カ国語に対応しており、日本語では「他のキーワード:」と表示される。

 もう1つの改良として、検索結果の要約文(スニペット)を必要に応じてより長くした。Googleでの検索結果は、濃い青で表示されるタイトルと、数行の要約文で構成されている。また検索に使った言葉は要約文では太字で表示される。

 3語以上を組み合わせて検索した場合、これまで3語すべてを要約文で表示できない場合があった。そのためGoogleは今回、要約文の表示行数を増やし、入力された言葉をできる限り多く表示できるようにした。

 例えば地球の公転、特に太陽からの距離と軸の傾きについて知りたいとする。そこで「earth's rotation axis tilt and distance from sun(地球の自転軸と太陽からの距離)」と入力すると、通常の要約文ではこれらすべての単語が入った文章を表示できないが、長い要約文ならこれが可能となり、自分が求める回答が掲載されているページが見つけやすくなったという。

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