米Google日本法人の辻野晃一郎社長が4月13日会見し、Googleのグローバル戦略について語った。(1)AdWords、(2)ディスプレイ広告、(3)YouTube広告、(4)モバイル広告、(5)地域情報をベースにした広告――に今後、特に力を入れていくという。
AdWordsは、2002年に始めた検索・コンテンツ連動型テキスト広告で「Googleの屋台骨を支えてきた」(辻野社長)。このほど、広告主が利用するツールのユーザーインタフェース(UI)を6年ぶりに大幅リニューアルし、出稿キーワードの一覧表示や広告効果の分析などが簡単にできるようになった。
バナーなどのディスプレイ広告メニューも充実させていく。テンプレートから選ぶだけで広告主がクリエイティブを制作できるツール「ディスプレイ広告ビルダー」の提供もスタートした。
YouTubeの広告も「魅力的にする」計画だ。YouTube日本版にはこのほど、楽曲プロモーションビデオに、iTunesなど楽曲販売サイトへのリンクを設置できる「click-to-buy」機能が付いた。
「携帯電話は、世界でPCの4倍・40億台普及している」とし、モバイル広告にも注力するほか、「Google Maps」と連動した地域情報や関連広告も充実させる。
「経済情勢は依然として厳しく、広告マーケットは不透明な状況だが、日本のネット広告のリーダーの一角として進化を進めたい」と辻野社長は意気込みを語った。
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