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ココログと「ニコッとタウン」が連携 プロフィールにアバター

» 2009年07月28日 16時30分 公開
[小笠原由依,ITmedia]

 ニフティは7月29日から、ブログサービス「ココログ」に、2D仮想空間「Nicotto Town」(ニコッとタウン)のアバターを表示する機能を追加する。

photo プロフィール画像のようにブログにアバターが表示される。表示位置は、ブログの管理画面から設定できる

 ココログの管理画面から、@niftyのIDのパスワードを使ってニコッとタウンに登録できるようにする。登録すれば、ココログ上に自分のアバターを表示できるようになる。既にニコッとタウンのアバターを持っている場合、ココログの管理画面から両サービスのIDを関連づける手続きをすれば、アバターをココログに表示できる。

 管理画面からニコッとタウンに直接アクセスすることも可能。アバターの着替えなどはニコッとタウンで行う。

 従来、ブログのプロフィール画像はキャラクターなどの画像や写真が多かったというが、「アバターという自分の分身を表示することで、ユーザーの自己表現の場にしていきたい」(ニフティの前島一蹴さん)という。

 ニコッとタウンは、スクウェア・エニックスの100%子会社・スマイルラボが運営するFlashベースの2D仮想空間。アバターを操作して町を歩いたり、チャットしたり、トランプなどのカジュアルゲームをプレイしたり、仮想空間内でのできごとをブログとして書いたりして楽しめる。昨年9月に正式公開し、累計24万ID・月間PV2億超のコミュニティーに成長した。

photo アバターの例

 ユーザー拡大のポイントになるアバターのデザインに力を入れてきた。リアルブランドとの提携も視野にいれ、「洋服のぬい目やロゴまで出せるよう頭身を考えたり、歩いたり、重ね着ができるようにデザインを1から起こした」(スマイルラボの伊藤隆博社長)という。

 ニフティは、ニコッとタウンタウンにインフラ提供や集客などで協力している。津田正利サービスビジネス事業本部長は「安心安全を第一にやってきたが、楽しさが足りない」と話し、ニコッとタウンとの連携で自社サービスにネットらしい楽しさを取り入れたい考えだ。「10〜20代の若年層に対する訴求が足りない」と、アバターを導入することで若い世代を取り込む狙いもある。

 新サービス効果で、3カ月で5万、09年度内に15万の登録者数増加を見込んでいる。

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