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SNS「Cg」に“拡張現実”機能 ユーザーの3Dモデル、Webカメラ映像に合成

» 2009年08月07日 17時15分 公開
[ITmedia]
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 エンタースフィアは8月7日、3DのCG作品を投稿できるSNS「Cg」に、投稿されたCGモデルをWebカメラの映像に合成する「拡張現実(AR)表示機能」を追加した。AR対応のSNSは世界初としている。

 Cgは、3DCGの画像やモデルデータを投稿したり、ほかのユーザーに公開できるサイト。今回の新機能は、「ポリゴン作品」と呼ばれる3Dモデルデータで利用できる。ポリゴン作品はWebブラウザ上の専用ビューアーで自由に“ぐりぐり”と動かして楽しめるが、これを現実の映像と合成して表示できるようにする。

 まず、AR表示に必要な「マーカー」の画像をCgで公開されているので、これを印刷した紙か、マーカー画像を表示させた携帯電話の画面と、PCに接続したWebカメラを用意する。

 ポリゴン作品の表示ページで「AR表示を有効にする」をクリックすると、ARプログラムがFlash Player経由でWebカメラにアクセスし、Webカメラの映像が作品表示ページ上に現れる。Webカメラでマーカーを撮影すると、マーカーの画像パターンが認識され、マーカーの位置にポリゴン作品が出現する仕組みだ。

 Webカメラ画面内で、実物のフィギュアとポリゴン作品を並ばせたり、並んだシーンを画像で保存して楽しむ――といった楽しみ方を想定している。CGを合成したWebカメラ画面をキャプチャし、Cgに投稿する機能も備えた。

 エンタースフィアは、Cgの姉妹サイトである、フィギュア写真投稿サイト「fg」を運営する企業。「両サイトのコラボレーションを推進し、リアルとバーチャルの利点をいかした独自のサービスを展開していく」としている。

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