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Netbook人気に陰り カカクコム調査

» 2009年09月10日 07時00分 公開
[ITmedia]

 カカクコムが9月9日に発表した、ノートPC市場に関する調査によると、5万円未満のNetbook人気に陰りが出ているという。ニーズは、充実した機能を搭載しながら10万円以下と低価格な“非Netbook”にシフトしているという。

photo ノートPCカテゴリ売れ筋価格帯シェア

 価格比較サイト「価格.com」に蓄積したデータを元に調査した。価格.com上での売れ筋価格帯を見ると、昨年9月以来、ノートPCカテゴリーで低価格帯のシェアが増加しており、5万円未満は昨年9月の時点では10%未満だったが、8月には約40%まで増加。10万円以下で見ると、8月は80%に迫っている。


photo ノートPCとNetbookのPV数シェア

 各製品ページのページビュー(PV)シェアを見ると、ノートPC全体のうち、NetbookのPVシェアは、09年5月をピークにやや減少。中でも5万円未満の製品で減少している。反面、5〜10万円製品が、同時期からPVシェアを伸ばし始めている。

 5〜10万円の価格帯には、「Aspire Timeline」(日本エイサー)や「IdeaPad U」(レノボ・ジャパン)シリーズなど、CPUにIntelの消費者向け超低電圧(CULV:Consumer Ultra Low Voltage)プロセッサを採用した製品が、今年5月以降に登場した。

 「Lenovo G550」(レノボ・ジャパン)や「HP G61 Notebook PC」(日本ヒューレット・パッカード)などの低価格な“非Netbook”もじわじわ人気を得ており、「脱Netbookへの動きが高まってきた」としている。

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