ITmedia NEWS > セキュリティ >
ニュース
» 2009年10月13日 09時00分 UPDATE

新型インフルの流行で医薬品の宣伝スパムが猛威に

米McAfeeが10月のスパム動向報告書を発表し、偽医薬品の宣伝スパムの横行や金融機関を狙ったフィッシング詐欺の巧妙化を伝えている。

[ITmedia]

 セキュリティ企業の米McAfeeは10月のスパム動向報告書をまとめ、新型インフルエンザ流行への不安に付け込む形で偽医薬品宣伝スパムの流通量が増えていると報告した。

 McAfeeによると、世界のスパム流通量は1日当たり1500億通を超え、メール20通のうち19通をスパムが占めている計算。特に格安医薬品販売をうたった「Canadian pharmaceuticals」というサイトの宣伝スパムは、世界のスパム流通量の70%強を占めるに至ったという。

 Canadian pharmaceuticalsの宣伝スパムがカナダから発信されているという証拠は何もないにもかかわらず、スパムの影響でカナダが「格安品」「粗悪品」のイメージと結びつき、カナダの企業や政府機関の活動に悪影響を及ぼす恐れもあるとMcAfeeは危惧する。

 一方、銀行やネット決済サービスなどを狙ったフィッシング詐欺は手口の巧妙化が進んだと報告。以前は目立っていたスペルミスなどはほとんどなくなり、詐欺サイトはいかにも本物らしく見せかけてあるため、ますます正規サイトとの見分けがつきにくくなっているという。

 McAfeeは消費者へのアドバイスとして、たとえ銀行や決済サービスから届いたメールでも、メールに記載されたリンクをクリックすることは避け、金融機関のサイトに直接アクセスしてログインした方がいいと指摘。企業にとっては「Sender Policy Framework」「DomainKeys Identified Mail」などの技術が防御の役に立つと紹介している。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.