米Appleが、OSに広告を組み込む技術の特許を出願したことが明らかになった。
この技術は「OS内の広告」というタイトルで、2008年4月に出願された。Appleはこの技術について「OSが映像または音声の広告をユーザーに提示し、広告が提示されている間、機能を無効にする」と説明している。無効化された機能は広告が終了すると元に戻る。
この技術はユーザーに広告を提示する際、ユーザーが広告を見たかどうかを確認するためのボタンも表示する。ユーザーがこのボタンをクリックすると、無効化されていた機能が再び有効になる。またユーザーに広告に注意を払ってもらえるよう、このボタンの表示位置や大きさを変えることもできるという。ボタンがクリックされなかった場合、「機能を無効化したまま新しい広告を提示する」「無効化を解除するが、次の広告提示までの時間を短くする」などの対応を取る。
AppleはOS内での広告提示を、ユーザーに広告付きの無料(割引)製品を提供するアプローチの一環と説明している。だが特許を出願したからと言って、Appleがこの技術を実際に製品に使って無料OSを提供するかどうかは不明だ。
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