ソニーは10月30日に発表した2009年7〜9月期連結決算で、「プレイステーション 3」(PS3)を同期に320万台売り上げたと発表した。前年同期の240万台から3割増えた。
9月に発売した薄型の新型機(CECH-2000A)が売り上げ拡大に貢献。新型機は現在も「発売当初の勢いを持続している」(同社の神戸司郎 広報センター長)という。
PS3は、コストが価格を上回る逆ざやが続いているが、その比率は「十数%程度」(同社の大根田伸行CFO)に縮まっているという。「逆ざや比率は年末に向かって1ケタ台に縮まり、来期のどこかで黒字転換するだろう」(大根田CFO)
PSPは同期に300万台販売した(前年同期は320万台)。10月からは本体を値下げし、11月には新モデル「PSP go」を発売、年末に向けて大型タイトルも投入予定で「年末商戦に向けて弾みをつける」としている。
同期のゲーム事業の業績は、プレイステーション 2(PS2)の売り上げ減少で前年同期より悪化。売上高は27%減の1970億円、営業損益は60億円悪化して410億円の損失だった。
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