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納豆嫌いもイケる!? 萌え納豆カレーを食べてみた乙女が行くぜ

» 2009年11月20日 15時00分 公開
[小笠原由依,ITmedia]

 頭に納豆が刺さった萌えメイド「なとか」がにっこりとほほえむ――カオスな雰囲気がただようそれは、「水戸納豆カレー」のパッケージだ。頭に納豆が刺さっているといえど、かわいらしいメイドさん。右手に持った納豆とピンクのふりふりメイド服がなぜか絶妙にマッチしている。

 水戸納豆カレーは、同人誌即売イベント「コみケッとスペシャル 5 in 水戸」が来年3月に水戸市で開かれることを記念し、地元の食品メーカー・だるま食品が発売したもの。茨城県産の大豆がたっぷり入っているというカレーを取り寄せて食べてみた。

 黄色いパッケージには、カレーを持ったなとかがにっこり。裏側には、なとかの2頭身キャラがカレーを食べながら走っているイラストがあり、なとかがご主人様のために「愛情たっぷり納豆カレー」を考案するまでのストーリーも読める。

photophotophoto 「水戸納豆カレー」のパッケージ。ピンクのフリル付きメイド服を着た「なとか」をデザインしたパッケージがかわいい

photo 中に入っていたシルバーのパウチ
photo なとかが考えたというレシピカードも
photo レシピカードの裏面にはなとかのイラストが

 箱を開けると中には、シルバーのカレーパウチと、なとかが考えたという納豆カレーを応用した「納豆カレーオムライス」のレシピカードが入っていた。

 パウチを開けてみると、ただようスパイシーなカレーの香り。納豆の香りはせず、安心しつつも少し残念な気持ちになる。皿に注いでみたところ、どろどろとしてパウチから出にくいが、少し納豆のにおいがし始めた。作り方に書かれている通り、600ワットのレンジで2分間加熱する。

photo ごはんに注いだ納豆カレー。おいしそう!

 2分経過し、レンジを開けると中からは猛烈な納豆の香りがする。カレーはぐつぐつと煮立ち、油脂が溶けたのか若干さらさらとした質感になった。顔を近付けてにおってみると、香りは完全に納豆。カレー特有の香りに納豆が勝っている。ごはんに注いだ納豆カレーは、なかなかおいしそうだ。

 ルーには1センチ大の納豆や、ひき割り納豆らしき小粒のものが入っている。結構な量が入っているようで、ルーの表面がつぶつぶになっていた。早速食べてみよう。


photo ルーには1センチ大の大豆と、小さく切ったジャガイモが見える
photo ひき割り納豆らしきつぶつぶも

 ルーの味は濃くスパイシーで、そのせいか納豆の風味は強くない。食べ始めは普通のカレーと変わらない気がしたが、かむうちに納豆のねばりと苦みを感じた。ねばりのおかげかカレーにとろみが付きまろやかな味に。小さく切ったジャガイモも入っており、おなかも満足だ。飲み込むときには、納豆の香りが鼻を抜けた。うん、おいしい。

 納豆が前面に出ているわけではないため、納豆嫌いでも食べられるだろうと、納豆嫌いな先輩に無理やり食べさせてみることにした。最初は拒否されるも、何度かお願いをすると食べてくれることに。

 「あ、普通のカレーだね。とろみがある!」。おお、やはり反応がいい! 「あ、でも最後に納豆の香りが……」。スプーンが止まりやや嫌な顔をするも、意外といけるらしい。「普通のカレーと納豆カレーが置いてあったら普通のカレーを選ぶけど、食べられなくはない」という微妙な感想を残してくれた。

 納豆好きや、納豆が嫌いでない人たちからはおおむね好評。カレーの味が濃いめなせいか「塩辛い」という意見もあったものの「おいしい」という感想が多かった。

 納豆とカレーのコラボレーションというだけあり、においは結構強いため、食べ終わった後は、自分がカレー&納豆臭くなった気がする。うら若き女子として、イケメンに会う可能性がある日には気を付けようと思ったのだった。

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