大手自動車メーカーの大規模リコールに便乗し、「事故対応や補償相談に乗る」と称してユーザーをだまそうとするスパムメールが出回っているという。米Symantecがブログで伝えた。
問題のスパムメールはリコール対象車のオーナーを標的にしているとみられ、事故や補償についての法律相談が受けられるなどと称してリンクのクリックを促す。リンク先のサイトはリコール情報や事故情報などを掲載してもっともらしく見せかけており、所有している車種や氏名、電話番号、メールアドレスといった個人情報を入力するよう仕向けている。
さらに、ブラウザを閉じようとするとポップアップ画面が表示され、「クレームヘルプエージェント」とオンラインで会話しながらさらに詳しい情報の提供を求めてくるという。
こうした手口でだまされて提供してしまった個人情報は、さらなるスパムメールの送信に利用されたり売買される恐れもあるとSymantecは指摘し、メールで届いた不審なリンクをクリックしたり、不用意に個人情報を入力したりしないように注意を呼び掛けている。
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