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» 2010年04月16日 07時00分 UPDATE

世界PC市場は回復傾向 米国では東芝がApple抜く

第1四半期のPC市場では、法人分野での回復が見えてきた。世界PC市場ではAcerが首位のHPを追い上げ、米PC市場では東芝がAppleを追い抜いた。

[ITmedia]

 PC市場の回復傾向が鮮明になってきた。2010年第1四半期のPC市場は、前四半期に続き、20%を超える成長率を記録したと米調査会社Gartnerが報告した。

 同四半期の世界PC出荷台数は8430万ドル。前年比伸び率は27%で、22%というGartnerの予想を上回った。

 予想以上の好調は、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域の回復によるものだとGartnerは述べている。また先進国市場のPC買い換え需要により、法人PC市場が次第に回復してきているという。2010年後半から2011年初めにかけては、Windows 7効果による買い換え需要がもっとはっきり見えてくると同社はみている。

 ベンダー別では、Hewlett-Packard(HP)が依然として首位を維持しているが、2位のAcerとの差は縮まっている。前年同期に約7ポイントだったシェアの差は、現在は4ポイントに縮小している。以下、Dell、Lenovo、同率でASUSと東芝が続く。アジア勢の伸びが際立っており、HPとDellの出荷台数が約20%増えているのに対し、AcerとLenovoは50%以上、ASUSは100%以上増えている。ASUSは今回、初めてトップ5に入った。

2010年第1四半期の世界PC出荷台数(単位:千台)
社名 1Q10出荷台数 1Q10市場シェア(%) 1Q09出荷台数 1Q09市場シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
HP 15,319 18.2 12,773 19.3 19.9
Acer 12,003 14.2 7,779 11.7 54.3
Dell 10,209 12.1 8,406 12.7 21.4
Lenovo 6,977 8.3 4,384 6.6 59.2
ASUS 4,647 5.5 2,164 3.3 114.8
東芝 4,623 5.5 3,404 5.1 35.8
その他 30,565 36.2 27,309 41.2 11.9
合計 84,344 100.0 66,220 100.0 27.4
(資料:Gartner)

 米国PC市場では、前年同期比で20%の成長が見られた。通常、第1四半期はコンシューマー市場が振るわないが、今年は好調だったという。法人PC市場も緩やかな回復の兆しが見られたとGartnerは述べている。

 ベンダー別では、上位3社はHP、Dell、Acerで変わりはないが、4位には東芝が躍り出て、Appleは4位から5位に転落した。HPとDellは出荷台数の伸びが1けた台にとどまっており、シェアも減少している。それに対してAcerと東芝は50%、Appleは34%出荷台数を増やしており、シェアも伸びている。

2010年第1四半期の米国PC出荷台数(単位:千台)
社名 1Q10出荷台数 1Q10市場シェア(%) 1Q09出荷台数 1Q09市場シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
HP 4,367 25.0 4,076 28.1 7.1
Dell 4,082 23.4 3,808 26.2 7.2
Acer 2,728 15.6 1,808 12.5 50.9
東芝 1,506 8.6 1,004 6.9 50.0
Apple 1,398 8.0 1,043 7.2 34.0
その他 3,366 19.3 2,780 19.1 21.1
合計 17,446 100.0 14,518 100.0 20.2
(資料:Gartner)

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