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» 2010年05月10日 17時37分 UPDATE

ニコ生配信できる公式iPhoneアプリ PCとの配信切り替え機能も

ライブ配信「ニコニコ生放送」の視聴・配信ができる公式iPhoneアプリが登場。PCから配信中の放送を、iPhoneからの配信に切り替える機能も搭載した。

[小笠原由依,ITmedia]
photo 配信画面

 ニコニコ動画のライブ配信「ニコニコ生放送」をiPhoneで楽しめる無料公式アプリが5月中に公開される。配信中の生放送映像が見られるほか、iPhoneによるライブ配信も可能で、PCとiPhoneの連携も。遊びやすい場を提供することで、ユーザーの才能発掘や、多くのユーザーに遊んでもらうのがニワンゴの狙いだ。

 ニコ生では、運営側が配信する公式生放送のほか、ユーザーが生放送を配信できる「ユーザー生放送」を視聴できる。ユーザー生放送は、有料の「プレミアム会員」のうち、ニコニコ動画のコミュニティー機能を利用してコミュニティーを作った管理者など一定の条件を満たしたユーザーが利用できる。

 アプリでは、放送中の公式チャンネルとユーザー生放送を一覧表示。ユーザーは一覧から番組を選んで見られる。「一般」や「やってみた」などカテゴリからの検索も可能。タイトルとサムネイルの一覧から見たい動画を選ぶと配信映像が見られる。

photo 再生画面

 再生画面は縦画面の場合は上下に2分割され、上に映像を、下に映像の詳細情報を表示する。横向きにすると全画面表示も可能。PC版と同様にコメントは映像に重ねて表示され、アプリからもコメントを投稿できる。

 iPhoneからのライブ配信も可能。配信画面は2分割された縦画面で、撮影中の映像が上半分に、投稿されたコメントが下半分に縦スクロール形式で表示される。配信者が生放送にコメントを付けることも可能。Twitterとの連携機能も備えた。


 PCで始めた生放送をiPhoneからの配信に切り替える機能も搭載した。搭載のきっかけは、ノートPCとカメラを車に積んでドライブの様子を配信する車載動画だという。

photo 開発を担当した松前健太郎さん。アプリを使って生放送している

 開発を担当したドワンゴの松前健太郎さんは「運転中の配信映像は面白いが、パーキングエリアなどで放送主が車外に出ると、一定の時間画面に映るものが変わらなくなる。外に出る際にもiPhoneを使って配信を続け、車内ではPCを使ってもらえれば」と話す。家からの配信でも、PCを置いた1カ所だけでなく、iPhoneを持って家の中を移動しながら映像配信するといった用途を想定している。

 映像のきれいさにもこだわった。「iPhoneアプリ開発の際にはUstreamのアプリよりきれいな映像を目指した。数値的な証明はできないが、きれいなものができたと思っている」と自信を見せる。

 普段、ライブ配信サービス「Ustream」をあまり意識することはないという。ニコ生とUstreamの違いは「ニコ生には、ライブ配信を通じてコミュニケーションをしたい人が集まり、Ustreamは大々的なイベントが実施されてそれを見にくるユーザーが多い」点だという。

 ニコ生の方針は、才能あるユーザーが活躍できる場を提供すること。コミュニティー機能を利用したニコ生は、Twitterでの集客が主になるUstreamに比べ、一般ユーザーにとっては集客がしやすく、リアクションも返ってきやすいという。コミュニティー機能を利用することで配信主のファンも集められる。

 今後は「今までやったことのない人にとって入りやすい環境」づくりを目指し、面白い放送ができる仕組み作りに力を入れる。現在構想を進めているのは、複数ユーザーの連携機能。連携機能は、外出した配信主と家で待機する配信主の2人が連携し、家にいるユーザーと外にいるユーザーのカメラを切り替え、テレビ番組の中継のように遊べるというもの。「ニコ動、ニコ生発の才能を発掘したい。そのために遊びやすい場を提供していければと考えている」としている。

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