米IBMがFirefoxを全社員のデフォルトブラウザにした。同社幹部が明らかにした。
「社員が利用するデフォルトの共通アプリケーションのリストに、正式に新たなソフトを加えた。MozillaのFirefoxだ」と同社のオープンソース・Linux担当副社長ロバート・スーター氏は7月1日付の自身のブログで述べている。デフォルトブラウザになったことで、Firefoxを使っていないIBM社員には同ブラウザをデフォルトとして使うよう強く推奨され、新規に導入するコンピュータにはすべてFirefoxがインストールされる。
同氏はFirefoxを使う理由として、標準に準拠していること、オープンソースであり、開発スケジュールを1社の企業ではなくコミュニティーが管理していること、セキュリティ、カスタマイズ可能なことなどを挙げている。クラウドへの移行を成功させるためにインフラやアプリでオープン標準を使わなければならないことも、Firefoxを社員に使わせたい理由だとしている。
「一部のIBM社員がFirefoxを使っていることはニュースにならない。すべての社員がデフォルトブラウザとしてFirefoxを使うよう求められることがニュースだ」と同氏は述べている。
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