「書き手と読み手の字体の一致」を保証する「IVS」普及へ、MSやアドビなど協力
マイクロソフトやアドビシステムズなど6社は12月6日、文字情報の相互運用性を向上させる「IVS」(Ideographic Variation Sequence)技術の普及を進める協議会を設立した。同じ文字コードで複数の字体が存在する文字などについて、「書き手と読み手が同じ文字を見ている」ことを保証するための技術で、OSからアプリケーションまで幅広く実装・普及を目指していく。
「IVS技術促進協議会」は2社のほか、イースト、ジャストシステム、大日本スクリーン製造、モリサワが参加。会長にはISO/IEC JTC1/SC2国際議長を務める三上喜貴 長岡技術科学大学教授が就任した。
IVSは、文字入力から伝達、表示・印刷まで、常に同じ字体であることを保証するための仕組み。Unicodeが定める字形選択子(Variation Sequence)を基に開発され、1つの文字コードに複数の字体が存在する漢字などの場合、Unicodeの各文字の後に字形選択子を付加することで、各文字が持ちうる字体を1つあるいは複数、あいまいさなく指定できる。
文字にはさまざまな字体の違いが存在し、JIS2004(JIS X 0213)での字体変更や、OS、アプリケーションの違いなどの理由から、書き手が意図した文字と読み手が目にする文字が必ずしも一致しないという事態が起こる。住民基本台帳、戸籍には入力・表示ができない字体が多く含まれるなど、字体情報の正確な伝達は電子政府化や歴史的テキスト・文献の電子書籍化などにも欠かせない。
協議会はIVS技術の普及を目指し、技術啓発や参加企業間での相互運用性の検証、事例紹介、共同マーケティングなど幅広く活動していく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「楽天銀行から数百万が勝手に移動」「残高が0に」……楽天証券のシステム不具合、連休中に発生
-
2
「クリスタ」素材、大量非公開でユーザー混乱 人物だけでなくペンや公式素材まで セルシス「誤判定もあった」が……
-
3
台風25号で“地下神殿”また稼働 雨水が流れ込む動画公開 今年度7回目で過去最多に
-
4
大雨で「首都圏外郭放水路」稼働 濁流が“地下神殿”を満たすまでの動画公開 国交省
-
5
JCOM障害「インターネットが使えない」 サポート窓口もつながりにくく
-
6
NTT東西が「にじさんじ電報」発売 ポップアップ台紙にはライバーの複製手書きメッセージ
-
7
楽天証券、追加認証の必須化で一部にトラブルか 「無限ループ」「ログインできん」
-
8
「モンスト」キャラの声をAI生成、MIXIのニュース紹介企画に批判続出 実施見合わせへ
-
9
J:COM「ネットつながらない」障害、約9時間で復旧 原因は「調査中」
-
10
ゼロから声を作れる音声生成モデル「Gemini 3.8 Flash TTS」公開 「Gemini Notebook」でも利用可能に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR