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» 2011年01月19日 19時11分 UPDATE

漫画家が作ったiPhoneアプリ「サイバーマンガ」 対価は後から「アリガト・ドール」で

漫画家が開発した「サイバーマンガ1号」は漫画のコマがアニメのように動くアプリ。基本無料だが、見た後に対価を支払うか選べる仕組みだ。堀江由衣さんなど有名声優の声も楽しめる。

[ITmedia]
画像 漫画画面(上)とマルチキャストシステム

 2人組の漫画家ユニット「木ノ花さくや」がこのほど、漫画のコマがアニメのように動く、iPhone/iPad向け無料アプリ「サイバーマンガ1号」を公開した。漫画家自身が個人で開発。無料で閲覧できるが、見た後に対価を支払うかどうか、ユーザーが選べるようになっている。

 漫画の各コマをタップするとアニメが再生され、ストーリーが進行する。アニメを続けて再生するオートモードも備えた。せりふは声優の声で再生され、檜山修之さん、緒方恵美さん、堀江由衣さんと豪華メンバーが参加している。

 売りは、第2話目で試せる「マルチキャストシステム」。各キャラをどの声優に担当させるかユーザーが選べる機能で、全27通りのキャスティングが楽しめる。すべてのキャラを1人の声優にしゃべらせる――といったことも可能。「何度も楽しめる作品にするための工夫」だ。

 アプリのダウンロードや収録作品の閲覧は無料。メニュー画面に常駐する2頭身キャラ「アリガト・ドール」(115円)を購入する機能を備えており、作品を見終わった後に対価としてアリガト・ドールを購入するかどうかユーザーが選べるようになっている。

 アリガト・ドールは「言ってみれば大道芸人への回帰」という。「まずは芸を見ていただいて、価値を感じた方、次が見たいと思う方からだけお金をいただく。ただお金をいただくだけではお金を払った甲斐を感じにくいので、感謝の印として2頭身の人形を置いていただくという考え方です」

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 木ノ花さくやは、漫画家で京都精華大学マンガ学部ストーリーマンガコース特任准教授の西野公平さんと、漫画家の西野つぐみさんのユニット。アプリの狙いについて「月に何十万円かの収益さえあればマンガを描き続ける事は出来る。PCの力を借りて出来るだけコンパクトに、産地直販的に次世代のマンガを作ろうとしている」と説明している。

 2人は、同アプリ用のオーサリングソフト「サイバーマンガスタジオ」も開発しており、近日中にβ版を無料公開する。2人以外に何人かの漫画家がサイバーマンガの制作を進めているという。西野さんは精華大で、サイバーマンガスタジオを使ってiPad向けマンガを作る授業も始める予定だ。

 サイバーマンガスタジオを公開することで「同じような志を持った作家が出てきて、iPadを初めとするデジタルデバイスで新しいタイプのマンガが花開けば」としている。

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