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ハギワラシスコムが民事再生申し立て

» 2011年03月31日 18時52分 公開
[ITmedia]

 PC周辺機器なども販売していた半導体関連卸のハギワラシスコムは3月31日、民事再生法の適用を名古屋地裁に申し立てた。帝国データバンクによると負債は約100億円。

 1953年創業。当初は非鉄精錬会社だったが、90年代に半導体関連に転換。ファブレスメーカーとしてフラッシュメモリなどを販売し、2006年5月期の売上高約305億6600万円だった。

 だが近年は単価下落もあり、損益面が悪化。量販店向け販売の縮小などで10年5月期に売上高が約246億6900万円にまで落ち込んでいた。メーカーへの販売比率が増加したことから回収期間が長くなり、資金繰りが悪化。今期に入っても改善せず、資金繰りが限界に達していたという。

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