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イオングループ企業、取締役なりすましTwitterが原因で炎上 「法的措置も」

» 2011年04月07日 17時43分 公開
[ITmedia]

 イオングループでショッピングセンター内の室内遊園地を展開するイオンファンタジー(東証1部上場)の取締役を名乗る人物によるTwitterのツイートが批判を浴び、同社サイトが“炎上”する騒動があった。同社は4月7日、このアカウントは同社取締役とは無関係だとして、法的措置を含め対応することを明らかにした。

 発端は6日、この人物がソフトバンクの孫正義社長による100億円の寄付について、「孫氏の100億円寄付と報酬全額寄付、同じ経営者としてちょっと失望。災害は大変悲しいできことですが、それとビジネスは別物」などとしたツイート。これに対し孫社長が「投資家失格でも構わない。」とRTで応じた。

 孫社長には100万超のフォロワーがいる上、この人物のプロフィールに「株式会社イオンファンタジーの取締役を務めています」とあり、「もう一回地震が来たらそのときは頑張るぞ(笑」といった偽悪的なツイートが多かったことから、この人物とイオンファンタジーへの批判が相次ぐ事態に。同社サイトはアクセスが集中する“炎上”のためか、同社閲覧できない状態に陥った。同アカウントはその後削除された。

photo イオンファンタジーのTwitterアカウント

 同社は7日になってTwitterアカウント「aeonfantasy」を開設。取締役を名乗った人物による一連のツイートについて「投稿されている写真、投稿文とも弊社取締役とは無関係であります」とし、「弊社取締役を偽装した行為は、大変遺憾」として法的措置も含め対応する方針を明らかにした。

 孫社長は「なりすましとは卑劣ですね。」とコメントしている。

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