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» 2011年06月28日 18時27分 UPDATE

「代返防止」システム、富士通の特許活用し開発

大学などで学生の代理出席を防止するシステムを、国内メーカーが富士通の特許技術を利用して開発した。

[本宮学,ITmedia]
photo 新システムに用いるスキャナ、学生証、机に張り付けるRFIDタグ

 富士通は6月28日、学校出席管理システムなどの設計・開発を行うアルファメディアが、富士通の特許を利用して新たに「代返防止機能」を搭載した出席管理システムを開発したと発表した。

 アルファメディアはこれまで、学生証をスキャナにかざすことで学生の出席管理ができる出席管理システム「かいけつ出席」を販売してきた。不登校の学生の把握などに役立つ一方で、学生が友人などから学生証を預かって出席管理システムにかざせば出席したことになる、いわゆる「代返」ができてしまう問題があった。

 新製品では、ICカードによる学生証と机に貼り付けられたRFIDタグ、ハンディ型のスキャナを組み合わせて代返を防止する。学生の出席は、ハンディスキャナに学生証と机のRFIDを読み取らせることで登録する。机のRFIDはユニークIDを持ち、スキャンした学生証と1対1でひも付ける。

 講義をサボりたい学生が学生証を別の学生に渡して出席を登録してもらおうとしても、同じ座席では1人の出席登録しかできない──という仕組みだ。RFIDタグは透明なスケルトンタイプとし、あえて分かりやすくすることで「不正を働き難い雰囲気や環境を作り出している」という。

 富士通は、学生証と机に張り付けたユニークIDを1対1で対応させる技術について特許を保有している。アルファメディアは富士通と実施許諾契約を結んで新製品を開発した。アルファメディアは今夏から大学や専門学校向けに販売を始める。

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