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総務省でのウイルス感染問題、外部への情報流出を確認

» 2011年11月12日 08時14分 公開
[ITmedia]

 総務省の複数の職員用PCでコンピュータウイルスの感染が見つかった問題で同省は11月11日、ウイルスに感染したPCから総務省の外部へ情報が送信されていたことを確認したと発表した。送信された情報の内容は特定できていないという。

 総務省によると、今回見つかったコンピュータウイルスはこれまで発見されていなかった新種のトロイの木馬で、感染台数も23台に上ることが分かった。全てのPCから情報が送信されていた。

 外部に送信された情報には、業務で関係した人物や職員およびその家族の個人情報、業務関連情報が含まれている可能性があるという。また、「ただし、このような情報が含まれていたとしても、外部に送信された可能性があるのは、その一部であると考えられます」との見方を示している。

 同省は「このような事態となりましたことについて、深くお詫び申し上げます。今後さらなる調査を進めるとともに、この度の事案を重く受け止め、情報セキュリティの一層の強化に取り組んでまいります」と表明した。

 感染経路については、最初にウイルスに感染したコンピュータを利用する職員へ、実在する国家公務員の男性の名前でウイルス感染につながるメールが送りつけられていたと報じられている。

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