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ドコモの一部スマホでIPv6サイトが利用できない可能性 6月6日以降

» 2012年05月30日 19時58分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは5月30日、世界の主要なインターネットサービス事業者が6月6日にIPv6への正式対応を開始する「World IPv6 Launch」の影響で、同日から一部のスマートフォンではIPv6対応サイトや一部サービスが利用できなくなる恐れがあることを明らかにした。

 同社によると影響を受ける可能性があるのは、(1)スマートフォンの一部機種から無線LANで接続、(2)なおかつNTT東西のフレッツ回線から一部のISPを利用している環境、(3)その上で暗号化通信によってIPv6対応サイトにアクセス――する場合という。

 表示遅延解消対策を採用するISP(OCNやぷららなど)、FOMAやXi、docomo Wi-Fiでは影響を受けないといい、影響を受ける可能性がある端末ではFOMAやXiに接続を切り替えることで回避できるとしている。

 影響を受ける可能性がある端末は以下の通り。

AQUOS PHONE SH-12C、AQUOS PHONE f SH-13C、AQUOS PHONE SH-01D、Q- pot. Phone SH-04D、AQUOS PHONE SH-06D、AQUOS PHONE SH-06D NERV、REGZA Phone T-01C、F-12C、P-07C、P-01D、LUMIX Phone P-02D、P-04D、Disney Mobile on docomo P-05D、Optimus bright L-07C、L-01D、PRADA phone by LG L-02D、Xperia SO-01B、Xperia arc SO-01C、Xperia acro SO-02C、Xperia ray SO-03C、Xperia PLAY SO-01D、Xperia NX SO-02D、Xperia acro HD SO-03D、GALAXY S SC-02B、GALAXY Tab SC-01C、GALAXY SII SC-02C、GALAXY SII LTE SC-03D、GALAXY Note SC-05D


 NTT東西はフレッツ内の専用サービスを対象にユーザーへIPv6アドレスを割り当てており、通常ではIPv6によるインターネット接続ができず、有償オプションを利用する必要がある。World IPv6 Launchで世界の主要なWebサイトがIPv6対応を始めると、上記の条件下では一部のスマートフォンからIPv6対応サイトが利用できない可能性があるとみられる。

World IPv6 Launchでスマホにも影響の恐れ

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