理化学研究所(理研)と富士通は7月2日、両者が共同開発を進めてきたスーパーコンピュータシステム「京」が完成したと発表した。6月29日に最終的な動作確認試験が終了し、9月末に供用を開始する。
京では2010年に理研への搬入が開始され、2011年は整備進行と同時にHPC TOP500への挑戦や、一部の研究者へ先行して試験的な利用環境を提供していた。6月29日にシステムソフトウェアの整備が終わり、システム全体が完成した。
完成後も「グランドチャレンジアプリケーションの研究開発」や「戦略プログラム」での一部先行利用を継続。9月末の共用開始までに利用環境設定や調整運転、京の登録施設利用促進機関である高度情報科学技術研究機構による利用課題の採択結果を受けた利用者のユーザーの登録といった作業が行われている。
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