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Apple端末の情報流出にFBI、Appleとも関与を否定

» 2012年09月06日 07時22分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 ハッカー集団「Anonymous」の一派が米連邦捜査局(FBI)からApple端末のUDIDを盗んだと公言している問題で、FBIとAppleがそれぞれ関与を否定するコメントを出している。

 FBIは9月4日に声明を発表し、「FBIのノートPCが不正侵入され、Apple UDIDに関する非公開データが流出したとの報道については認識している。現時点で、FBIのノートPCが不正侵入されたことを裏付ける証拠も、FBIがこのデータを収集していたことを裏付ける証拠も存在しない」とした。

 これに先立ち、FBI広報のTiwtterでは「われわれは問題の情報を持っていなかった。つまり完全なでっち上げだ」とツイートしていた。

 一方、Apple広報はIT情報サイトAllThingsDの取材に対し、「FBIがAppleに対してこの情報を要求したことはなく、われわれはFBIにもいかなる組織にも、この情報を提供していない」と強調した。さらに、間もなく登場予定のiOS 6ではUDIDに代わって新しいAPIを採用し、UDIDの使用は間もなく禁止されると説明している。

不正アクセスはないとするFBIのプレスリリース

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