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米小売大手で100万件超のカード情報流出か、過去最大規模になる恐れ

» 2013年12月19日 07時35分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米セキュリティ情報サイトのKrebsOnSecurityは12月18日、全米でチェーン店を展開する小売大手のTargetが、顧客数百万人のクレジットカード情報が流出した可能性があるとみて調査に乗り出していることが分かったと伝えた。

 KrebsOnSecurityが複数のクレジットカード発行機関関係者の話として伝えたところでは、情報流出は米国で今年の年末商戦がスタートした11月29日前後に始まったとみられ、ほぼ全米の店舗で使われたクレジットカードやデビットカードの磁気ストライプに記録された情報が盗まれていたという。流出は12月15日ごろまで続いていた可能性もあるとしている。

 磁気ストライプから盗まれた情報は偽造カードの作成に使われる恐れがあり、暗証番号も流出していた場合はATMから現金を引き出される可能性もある。

 現時点で被害件数は不明だが、100万枚以上のクレジットカード情報が流出したとの情報もあり、捜査関係者は過去最大級の情報流出事件に発展する可能性にも言及しているという。

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