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au新料金は“横並び”? データは「スーパーお得」、音声は「少し高い気も」 KDDI田中社長(3/3 ページ)

» 2014年06月25日 18時27分 公開
[岡田有花,ITmedia]
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 「通信事業者の料金スキームは理論的に開発が進んでいて、複雑になるとユーザーからフラットが求められ、フラットにシフトするとティアード(段階的料金)が求められる。料金理論的にはフラットが長く続いた。3社ともティアードに移ったのは王道的な選び方だ」と田中社長は説明する。

 ドコモが新料金「カケホーダイ&パケあえる」を発表した4月当時から田中社長は「しばらく様子を見たい」と慎重な姿勢を示していたが、ここに来て新料金を発表した。「もう少しゆっくりしようかなと思っていたが、ドコモ、ソフトバンクに新料金を出され、営業現場から早く出せとプレッシャーがあったので」発表を急いだという。

 新プランで短期的には減収となるとみており、業績への影響は「織り込み済み」。新プラン提供に先立ち、現行料金プラン「LTEフラット」に通話定額サービスを組み合わせられる新プランを7月1日にスタートするほか、7〜11月に新料金プランに申し込んだユーザーに、毎月のデータ通信量をプレゼントするキャンペーンなどを展開する。

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