「通信事業者の料金スキームは理論的に開発が進んでいて、複雑になるとユーザーからフラットが求められ、フラットにシフトするとティアード(段階的料金)が求められる。料金理論的にはフラットが長く続いた。3社ともティアードに移ったのは王道的な選び方だ」と田中社長は説明する。
ドコモが新料金「カケホーダイ&パケあえる」を発表した4月当時から田中社長は「しばらく様子を見たい」と慎重な姿勢を示していたが、ここに来て新料金を発表した。「もう少しゆっくりしようかなと思っていたが、ドコモ、ソフトバンクに新料金を出され、営業現場から早く出せとプレッシャーがあったので」発表を急いだという。
新プランで短期的には減収となるとみており、業績への影響は「織り込み済み」。新プラン提供に先立ち、現行料金プラン「LTEフラット」に通話定額サービスを組み合わせられる新プランを7月1日にスタートするほか、7〜11月に新料金プランに申し込んだユーザーに、毎月のデータ通信量をプレゼントするキャンペーンなどを展開する。
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