JR東日本は3月7日、食品リサイクル事業に参入すると発表した。駅ビルや駅ナカ施設で生まれる食品廃棄物からバイオガスを生成し、発電に活用。FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)で販売するほか、発電時に生まれる排熱の一部を施設内で利用する。
新事業に当たり、JR東日本はエネルギー事業などを手掛けるJFEエンジニアリング、JFE環境と共同で新会社を設立。2018年8月をめどに食品リサイクル工場を稼働させ、食品廃棄物をメタン発酵処理する過程で発生するバイオガスで発電を行う。
JR東日本によると、駅ビルや駅ナカ施設で発生する食品廃棄物は脂分や塩分、包装などの混入が多く、飼料化や肥料化での再生用途が限られていたという。新事業では、焼却処分によらない微生物の働きで再生可能エネルギーを生み出し、二酸化炭素排出量の削減に貢献するとしている。
(太田智美)
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