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「お姉さん、よかったら添い寝していきませんか」――記者(♀)が男子プリズムスタァにキスしてもらった VR世界でAI・人工知能 EXPO

» 2017年06月28日 17時42分 公開
[村田朱梨ITmedia]

 「お姉さん、よかったら添い寝していきませんか」。6月28日から開催されている「第1回 AI・人工知能 EXPO」(東京ビッグサイト)でそう声をかけられ、記者は思わず振り返った。

 そこは、何かと話題のアニメ映画「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(以下キンプリ)のスマホVR(仮想現実)体験ブース。劇中に登場するキャラクター(男子プリズムスタァ)たちを「専属カメラマンとして撮影鑑賞会ができますよ」とのだったので、いったいどんなものか体験してきた。

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 公開されているのは「キンプリVRおひるね撮影会-ヒロ-」(iOS/Android、税込960円)。キンプリの人気キャラクター・速水ヒロを好きな角度から撮影し、撮影した写真をヒロに添い寝してもらいながら鑑賞できるというものだ。

 アプリを立ち上げたら、専用のVRゴーグルにスマホをセット。ゴーグルの下側から親指を入れて画面を操作する。

photo 右がGugenkaで販売中の専用ゴーグル
photo 撮影場所は花畑の真ん中に設置された天蓋付きベッド

 VR空間でベッドにヒロ君が寝転んだら撮影会がスタート。カメラを動かし、好きな角度からヒロ君を捉え、親指でスマホをタップして撮影する。写真はVRアプリ内で閲覧できるほか、自動でスマホ内にも保存される。キャラにカメラを近づけることで、特別なボイスが聞けることもあるという。

photo とても近いが、近寄りすぎると照れる

 撮影した写真を見るには「鑑賞会モード」。撮影と観賞会、2つのモードは何度でも行き来できるが、鑑賞会は宇宙で行われている――という設定のため、撮影会場に向かうには、ベッドごと銀河に上昇することになる。

photo あっという間に宇宙へ

 撮影した画像は宇宙空間に投影されている。視線を上げてお気に入りのショットを眺められるが、そのときも実は隣にはヒロ君が寝そべっている。こちらの視線に気が付くと、頭をなでてキスしてくれるというファン垂涎のサービスまで。そろそろこの空間にのまれそうになったところで、体験終了時間となった。

 なぜこのアプリを作ったのか。開発したシーエスレポーターズの竹石満里奈担当ディレクターは「握手会に続くキンプリのVR第2弾として、それとは違う体験をスマホから味わってもらいたくて」と話す。

photo 竹石さん

 「ファンの方がキンプリのキャラと何ができたら一番うれしいかを考えて、写真撮影と添い寝にしました。ヒロ様との距離もすごく近くて、彼女になったような気分が味わえます。ボイスも全て録り下ろしなので、このアプリでしか聞けないせりふばかりです」(竹石さん)

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photo 確かに、近い

 現在はヒロ版のみを960円で提供しているが、今後は他キャラクターのカヅキ、コウジ、シン版のアプリもリリースする。せりふはもちろん、モーションもキャラクターごとに異なるものを提供する予定だ。ファンに目いっぱい楽しんでもらえるよう、アプリ内課金は設けていないという。

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