Instagramをはじめ、SNSへの写真投稿が盛り上がる中、富士フイルムは10月25日、スマートフォン用写真プリンタ「スマホ de チェキ」シリーズの新製品「instax SHARE SP-3」(インスタックス シェア エスピー スリー)を11月17日に発売すると発表した。店頭価格は2万5600円前後(税込)の見込み。
スマートフォン用写真プリンタとは、スマートフォンで撮影した写真やSNSで共有した画像をチェキプリントに出力できるプリンタ。同シリーズは2014年に発売されて以来、若年層を中心に支持されているという。
これまでと大きく変わった点は、「1対1の正方形」フィルム(instax SQUARE Film)に対応したこと。最近では、Instagramをはじめとする一部SNSでも1対1のアスペクト比が採用され、写真愛好家のみならずスマホユーザーにも親しまれている。
まず、専用アプリ「スマホ de チェキ」(iOS/Android)をスマートフォンにインストールし、「マイテンプレート」から好きなテンプレートを選ぶ。テンプレートが決まったらアルバムから写真を選び、テンプレートに入っていた文字の大きさや位置・色をカスタマイズ。あとは、プリントしたい端末と同じWi-Fiネットワークに入り「接続してプリントする」を押すと、約13秒で写真がプリントされて出てくる。チェキフィルムは端末から出て2分程度で発色するという。もちろん、テンプレートを使わなくても利用できる。
プリント解像度は318dpi。画素数は800×800ピクセル。独自の画像処理技術により、プリント時に適正な明るさを自動調整し、暗い写真も明るくきれいにプリントできるという。本体カラーは「ホワイト」と「ブラック」の2色。
同社は、写真の価値や位置付けが「記録・思い出」から「コミュニケーション・自己表現」に変化したとコメント。タッチ&トライブースの一角には部屋のようなスペースが用意されており、同製品でプリントしたチェキフィルムを天井や壁に貼るなど、写真をアートとして部屋に飾る様子を提示した。
(太田智美)
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