VZfitには2つのモードがある。自転車(Ride)モードと自転車なし(StandUp)モードだ。自転車のセンサーが認識されない場合は自動的にStandUpモードになる。センサーがOKならば自転車コースだ。
StandUpモードでもGoogleストリートビュー空間を進むことができるのだが、円盤型の乗り物の上で両手を振りながらスクワットするという、なかなかハードな運動をすることで前に進む仕組みだ。円盤に乗って移動していると、黄金バットの宿敵、ナゾーになったようだ(古すぎる)。何よりとても疲れるので、このためだけにこのサービスを続ける人はいないのではなかろうか。
VZfitが用意しているコースはどれもGoogleストリートビューのデータを使ったものだ。「Find a Ride」というメニューに、あらかじめシステムが用意したコースがあるので、まずはその中から走ってみることにする。世界中のコースがあるのだが、その中に自転車乗りなら一度は走ってみたい「しまなみ海道」を見つけた。まずはトライ。
しまなみ海道は広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、約60kmのコースで、四国と瀬戸内海と本州にかけられた橋を渡っていく「サイクリストの聖地」である。
現地に行けばレンタルサイクルのサービスがあるので、自転車を飛行機や電車で運ぶ"輪行”をしなくても済むのだが、現在は緊急事態宣言のため、レンタルサービスはお休みだという。
VZfitのコースは来島海峡大橋を渡るところから始まる。
出だしは快調だ。見上げると来島海峡大橋の構造が見え、ちゃんと橋を渡っている感じがする。
自分が走行しているレーンにはパックマンのように白い玉が表示され、走りながらそれを拾っていく。ところどころ、コインがあり、拾うとチャリンと音がするのがマリオカートっぽい。解像感は意外に高い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR