トヨタ自動車は9月15日、同社の販売店9社が、顧客の個人情報を、本人同意を得ないまま自社のサービスに登録していた件について、新たに27社が5797人分の情報を無断で登録していたことが分かったと発表した。8月の発表時点では3318人分と報告していた。
改めて全販売店でチェックした結果、9社に加えてトヨタモビリティ東京やトヨタカローラ名古屋(名古屋市)などでも無断登録があったと判明した。顧客向けに提供する認証サービス「TOYOTA/LEXUSの共通ID」のIDを発行するためとして、車の注文書やアンケートに記載された氏名、生年月日、性別、住所、電話番号などを本人の同意を得ず登録していたという。
これらの情報はすでに削除済みで、トヨタ以外には提供していないという。トヨタは無断での登録が相次いだ背景について、販売店へ行ったID発行の推奨活動が原因と8月に説明している。再発防止策として、10月からはスタッフが顧客の同意なしにIDを発行できない機能を追加。ID発行時には本人認証も設ける予定。
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