話題になったモバイルバッテリーを探す際に、Yahoo!ショッピングや楽天市場でも同じ外観で近いサイズ、価格帯、性能を示す商品を発見した。Yahoo!ショッピングで掲載のあった商品では、スマートフォンと思われるものとモバイルバッテリーを比較する画像をファーストビューの画像として掲載しており、モバイルバッテリー3個分のサイズとスマートフォンのようなものが同等の大きさに見える。
しかし、別の商品画像ではモバイルバッテリーは80×80mmサイズと紹介。つまり画像に写っているスマートフォンと思われるものの長さは240mm以上ということになる(通常は130〜150mm前後)。この画像以外に、商品サイズについて説明した項目は、記者が調べた限り商品ページ内では見つけることはできなかった。
商品画像を縮小したのか、あるいは比較対象としたスマートフォンが大きいのか。いずれにしても実際とは異なる印象を与える画像の掲載に問題はないのか、同サービス内の画像の規約について、ヤフーに問い合わせた。
同社は「Yahoo!ショッピングでは、お客さまに誤認を生じさせる商品表示を行わないよう、各ストアにガイドラインの順守をお願いしています」と説明。掲載する画像や動画は、実際に販売している商品内容・販売個数・販売価格などに沿ったものを使うよう案内しているという。
また、商品画像と異なる商品が届いた場合など、商品受領後のトラブルについて補償する制度「到着後トラブルお見舞い制度」も設けているともコメントした。記者が指摘した商品は、これらとは別のガイドラインに違反していたため、商品ページを削除したとしている。
楽天市場では、同じくモバイルバッテリーの商品ページで手のひらに載せた画像を見つけた。商品サイズは1辺83〜88mmで、他の事例ほどではないものの商品を小さく見せているようだ。
こうした商品画像について楽天に確認したところ「当該の商品につきましては現在調査中となります。『楽天市場』の規約・ルールに照らして厳正に対応いたします」と返答した。
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