ディスプレイも、カメラも、サウンドも欲張りたい人に――「HTC J butterfly HTV31」:インカメラが1300万画素
au向けのオリジナルスマホ「HTC J butterfly」がさらに機能アップして登場。ディスプレイは高精細なワイドクアッドHDになり、カメラは2020万画素のDUOカメラ+1300万画素のインカメラを装備、「HTC BoomSound」も強化した。【画像追加】
HTCがau向けに開発しているオリジナルスマートフォン「HTC J butterfly」がパワーアップして帰ってきた。「HTC J butterfly HTV31」は、ディスプレイ、カメラ、オーディオに注力した高性能なスマートフォン。OSはAndroid 5.0で、カラーはロッソ、シルク、インディゴの3色。発売は6月上旬を予定している。
ディスプレイは従来機よりも大きく高精細な、5.2型のワイドクアッドHD(1440×2560ピクセル)液晶にスペックアップ。カメラで撮影した高解像度の写真や、4Kサイズ(2160×3840ピクセル)で撮影した動画も鮮明に表示できる。
注力機能の1つであるカメラは、背面に有効約2020万画素のDUOカメラを搭載。もう1つのレンズが被写体の距離や深度情報を取得し、撮影してから好きな場所にピントを合わせたり、距離に応じたさまざまな効果をかけたりできる。
約1300万画素という高画素なインカメラも大きな特徴だ。自分撮りに便利な音声シャッターやカウントダウンタイマーに加え、手ブレ補正や「リアルタイム美肌効果」、メインとインカメラで同時に1枚の写真を撮影できる「メイン、サブ同時撮影」、連続撮影して4コマ画像を作成できる「プリクラ風4連続撮影」など多彩な機能を備える。さらに、インカメラでも4K動画を撮影できる。
HTC独自のユーザーインタフェース「HTC Sense」が「7.0」に進化。従来どおり好みのデザインに変更できるのはもちろん、設定した壁紙に合わせてアイコンの形や全体のトーンなどを自動でコーディネートしてくれる。外出、自宅、会社など場所によってよく使うアプリを学習して、移動するごとにアプリのアイコンを並び替えてくれる機能も用意した。装着したまま時刻や着信情報などをドットで表示するドットビューケースは今回も利用できる。
「HTC BoomSound」とうたうオーディ機能も強化。ディスプレイ面に備えたデュアルフロントスピーカーはDSPアンプを内蔵しており、アンプの出力レベルをリアルタイムで監視することで、音のゆがみを低減して大音量でもバランスのよい音を楽しめる。音楽だけでなく、スピーカーを使った電話会議などでも重宝しそう。ドルビーオーディオもサポートしており、バーチャル5.1chのサラウンド効果を楽しめる「シアターモード」、ボーカルの声を際立たせるよう最適化する「ミュージックモード」を用意した。192kHz/24bitのハイレゾ音源も再生できる。
プロセッサは8コア、メインメモリは3Gバイト、バッテリー容量は2700mAh。通信サービスは下り最大225Mbpsの4G LTE、下り最大220MbpsのWiMAX 2+をサポートする(いずれもキャリアアグリゲーション有効時の速度)。国内では3Gはサポートしない。IPX5/7の防水性能に対応するほか、VoLTE、おサイフケータイ、ワンセグとフルセグ(フルセグの録画は非対応)も利用できる。
機種名 | HTC J butterfly HTV31 |
---|---|
メーカー | HTC |
OS | Android 5.0 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon MSM8994/2.0GHz+1.5GHzオクタコア |
メインメモリ | 3Gバイト |
ストレージ | 32Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大200Gバイト) |
ディスプレイ | 約5.2型ワイドクアッドHD TFT液晶 |
解像度 | 1440×2560ピクセル |
連続通話時間 | 約1020分(VoLTE) |
連続待受時間 | 約370時間(LTE/WiMAX 2+) |
バッテリー容量 | 2700mAh |
メインカメラ | 有効約2020万画素CMOS |
インカメラ | 有効約1300万画素CMOS |
ボディカラー | ロッソ、シルク、インディゴ |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 約73×151×10.1(最厚部約10.7)ミリ |
重量 | 約162グラム |
発売予定日 | 6月上旬 |
関連キーワード
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