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» 2012年06月07日 19時25分 UPDATE

LED照明:オレンジ色に輝くフィラメントをLEDで再現、クリアなLED電球

LED照明と言えば、白に近い色で輝くものというイメージがある。オフィスの天井照明などで使うことが多いということから、そういうイメージを抱く人が多いのかもしれない。パナソニックは飲食店での利用に向く、クリア型のLED電球を発売する。

[笹田仁,スマートジャパン]

 パナソニックは、クリア電球の光源をLEDとした新製品「EVERLEDS クリアタイプ40形」を2012年7月20日から発売する。価格はオープン。従来のクリア型電球と同じように、電球の中心でフィラメントがオレンジ色に輝き、光を全方向に散らす様子を再現したことが特長(図1)。

LED Bulb 図1 EVERLEDS クリアタイプ40形。LEDを利用して、フィラメントが輝く様子を再現した

 従来のクリア電球の光源をLEDに変えたことで、大きな節電効果も期待できる。40形電球の消費電力はおよそ40W。EVERLEDS クリアタイプ40形の消費電力は6.4W。電力消費量をおよそ1/6に削減できる計算だ。さらに、ほとんど同じ光り方を再現したことで、従来の電球から交換しても違和感を感じさせる可能性が低くなっている。

 従来のクリア電球と同じように、シャンデリアなどガラスを多用した照明器具に向いている(図2)。住宅だけでなく、飲食店などで使う機会が多くなりそうだ。口金は、40形電球と同じ「E26」形を採用しており、従来型の電球からそのまま交換できる。

in use 図2 ガラスを多用した照明器具に、EVERLEDS クリアタイプ40形を取り付けたところ

 今回の新製品では、従来のクリア電球の光を再現するために、LED素子の配置を工夫した。従来のLED電球はセラミックの基盤にLED素子を載せ、蛍光体で覆っていたが、これでは光は電球の下方向にしか向かない。

 新製品では、光をよく通す素材を基板に採用し、その基盤に蛍光体の層を作ってLEDを載せ、さらに蛍光体で覆う形にした。光を通す基板を採用しているので、LED素子が発する光は基板を通して反対側にも向かう(図3)。

Center Mount 図3 LED発光部の構造と配置を工夫した。左側が従来のLED電球で、右側が新製品

 さらに、LED素子を載せた基盤が電球の中心に位置するように配置を工夫したことで、電球の中心でLEDがフィラメントのように光る様子を再現できた。

 LEDチップが発する熱を逃がす手法も工夫した。まず、発光部を電球の中心に配置することで、空気中に放熱できるようになった。さらに、発光部を熱伝導率が高いアルミニウムの支柱で支え、支柱を通してヒートシンクにLED素子が発する熱を逃がす構造を採用した。

 効率良く熱を逃がす工夫を重ねた結果、LEDをより明るく光らせながら、4万時間の寿命を確保した。明るさ(全光束)は485ルーメン。これは白熱電球40形に相当する明るさだ。

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