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» 2012年06月14日 16時58分 UPDATE

蓄電・発電機器:年間光熱費を6万円程度節約可能、全住戸にエネファームを搭載するマンション

ガスから取り出した水素で発電し、発電時に発生する熱でお湯を沸かすエネファームを導入する世帯が増えている。しかし、集合住宅に設置することは難しかった。積水ハウスは日本で初めて、全戸にエネファームを搭載するマンションの建設に入った。

[笹田仁,スマートジャパン]

 積水ハウスは2012年6月14日、全戸に家庭用燃料電池(エネファーム)を搭載するマンション「グランドメゾン大濠Park(福岡市中央区)」の建設を始めたと発表した(図1)。同社によると日本で初めての、全住戸にエネファームを搭載するマンションになるという。鉄筋コンクリート造りの6階建てで、総戸数は9戸。2013年5月に竣工予定。

Whole Picture 図1 積水ハウスが建設を始めた「グランドメゾン大濠Park」。2013年5月に竣工予定

 エネファームは各住戸のバルコニーに設置する。発電しながらお湯を沸かすエネファームを利用することで、各世帯におけるエネルギー利用効率が高まる(図2)。電力会社からの受電量が減るので、夏のピーク時などに無理に節電する必要がなくなるという。

Enefarm and PV 図2 各戸に搭載するエネファームで発電しながらお湯を沸かす。沸かしたお湯は床暖房などにも利用できる。屋上に設置した太陽光発電システムは共用部の電源として利用する

 さらに、窓ガラスに遮熱断熱複層ガラスを採用して冷暖房効率を高め、照明にはLED照明を採用し、消費電力量削減を図る。同社の試算では、1戸当たりの年間光熱費をおよそ5万9000円節約できるという。

 屋上には発電容量5kWの太陽光発電システムを搭載し、共用部の照明などの電源として利用する。余剰発電分は電力会社に売電できる。

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