マンションの区分所有者向け駐車場の一部をEV、PHV専用に電気自動車

電気自動車(EV)やプラグイン・ハイブリッド車(PHV)に乗っていて、マンションで暮らしている人にとっては、充電は大きな悩みの1つだろう。穴吹工務店は区分所有者用駐車場のうち、一定数に充電器を設置したマンションを売り出す。

» 2013年02月05日 17時00分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 これまでも穴吹工務店はEV、PHVの充電に対応した駐車場を用意していたが、その実態は、1Fの専用庭付き区画に作った専用駐車場だった。これでは、事実上1階の住人しかEV、PHV向け駐車場を利用できない。

 EV、PHVがこれからどのようなペースで普及するかは分からない。そのような状況で区分所有者向け駐車場をすべてEV、PHV対応にすることは現実的ではない。しかし、EV、PHVは確実に普及しつつある。そこで、穴吹工務店は、マンション建設時にあらかじめEV、PHV対応駐車場を作ることにした。ただし、すべてをEV、PHV対応とするのではなく、駐車場のうち2割程度をEV、PHV対応とし、管理規約を整備して駐車場も合わせて分譲することにしたという(図1)。

図1 充電器付き駐車場のイメージ。出典:穴吹工務店

 今後販売開始予定の「サーパス学南町(岡山県)」「サーパス長野吉田(長野県)」「サーパス御宝町(愛媛県)」にEV専用駐車場を導入していくほか、その後に販売開始するマンションにも順次導入していく計画だ。

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