コンビニで電気自動車に急速充電、月額1050円の定額サービスが始まるスマートショップ

7社のコンビニエンスストアと中部電力グループが共同で、電気自動車の急速充電サービスを愛知県内で開始した。会員制で月額1050円の利用料を払うと、何回でも無料で充電することができる。12月末までに愛知県内の21店舗のコンビニへサービスを拡大する計画だ。

» 2012年10月29日 09時00分 公開
[石田雅也,スマートジャパン]

 まず10月25日から小牧市の「サークルK新小牧小木店」でサービスが始まった。24時間・年中無休で急速充電サービスを提供する。さらに愛知県内にあるセブンイレブンやローソンなど主要なコンビニエンスストア7社の合計21店舗に、12月末までに急速充電器を設置してサービス範囲を拡大していく(図1)。

図1 急速充電器が設置される愛知県内のコンビニエンスストア所在地。出典:中部電力ほか

 急速充電器を利用するにあたっては、中部電力が中心になって設立した「充電網整備推進機構」の会員制サービスに登録する。このサービスは「チャデモチャージ」という名称で、日本国内で電気自動車の充電方式として標準になりつつある「チャデモ(CHAdeMO)」を使った急速充電サービスである。

 会員として登録すると「チャデモチャージカード」が発行されて、急速充電器を利用できるようになる(図2)。登録手数料は1575円(税込、以下同じ)。充電サービスの利用料は月額固定で、個人の場合は1050円、法人やタクシーの場合は3150円になる。

図2 コンビニに設置する急速充電器。会員カードを充電器本体の認証部にかざすと利用できる。出典:中部電力ほか

 急速充電器を使うと、通常の電気自動車で20分〜30分程度で100%の充電が完了する。普通の状態では充電の残量があるので、コンビニで買い物をする数分間だけでも充電量を増やせるようになると電気自動車の走行距離が伸びて利便性が高まる。

 チャデモチャージカードで利用できる充電器は愛知県のほかにも東京をはじめ全国各地に広がりつつある。

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