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» 2013年06月11日 15時00分 UPDATE

自然エネルギー:48MWの風力発電所を島根に、三井物産とSBエナジーが共同で

陸上風車29基からなる大規模風力発電所が島根県に立ち上がる。三井物産とSBエナジーが出資し、2015年度にも運転を開始する予定だ。既に事前手続きを全て終え、2013年6月から建設を開始する。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 島根県は風力発電所に適している。例えば、日本最大の風力発電所「新出雲ウインドファーム」(出力78MW)が代表例だ。これに次ぐ大規模風力発電所が2015年度にも続く。「ウインドファーム浜田」(島根県浜田市)だ。出力1.67MWの風車を29基、山の稜線に並べ、約48MWの出力を得る(図1)。年間発電量は約8500万kWhだ。

 図1にある風車はフランスのアルストム(Alstom)から導入する。高さ70mのタワーに直径34mのローターを据え付ける。

yh20130611Hamada_WP_546px.jpg 図1 ウインドファーム浜田(島根県浜田市)の予想図。出典:三井物産

 ウインドファーム浜田は、風力発電開発を事業目的とする企業、グリーンパワーインベストメントが計画していた風力発電所。同社が設立した事業会社を三井物産とSBエナジーが買収、計画を受け継いだ形だ。

 既に環境影響評価を終え、再生可能エネルギー発電設備認定申請の認定通知を経済産業省から受け取り、中国電力から受電側接続検討申込書に対して回答を得ており、2013年6月に着工する。2015年度中の運転開始を目指す。

 ウインドファーム浜田の建設予定値は私有地であり、事業期間20年間にわたって賃借を受ける。事業費は非開示だが、100〜200億円とみられる。風力発電所の設計・調達・建設(EPC)は三井造船が受け持つ。設備の所有権は事業会社にあり、同社が風力発電所を運営して、中国電力に売電する。

 三井物産の風力発電の事例としてウインドファーム浜田は3件目となり、最大の計画だ。2003年に「響灘風力発電所」(北九州市若松区、出力15MW)に10%の出資をした後、「たはらソーラー・ウインド共同事業」(愛知県田原市、風力の出力6MW)に15%出資している。SBエナジーは今回が初の風力発電事業参加である。

【修正履歴】記事の掲載当初、事業費について適切でない表現がありました。上記記事は既に訂正済みです。

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