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» 2013年09月18日 12時30分 UPDATE

蓄電・発電機器:50kWの太陽光システムが980万円、kW単価が20万円を切る

野立て式の太陽光発電システムを販売するイー・コモンズは出力50kWが得られる機材一式「980セット」の販売を開始した。1kW当たりのコストが20万円を切っている。土地の形状や太陽電池モジュールの設置高さなどに合わせて架台を設計できることが特徴だ。

[畑陽一郎,スマートジャパン]

 イー・コモンズは、出力50kWの地上設置型太陽光発電システム「980セット」を2013年9月に発売した。特徴はシステム一式の価格を980万円(税別)に抑えたことだ。従来1200万円前後の価格だった製品と同等の品質を維持したという。

 980セットには太陽光発電システムとして必要な機材が全て含まれている。太陽電池モジュールと直流交流変換に必要なパワーコンディショナー、太陽電池モジュールを設置する架台などだ(図1)。

yh20130918ecommons_system_590px.jpg 図1 980セットの内容

 同社の製品の特徴は架台を顧客の要望に応じて設計すること。寸法が定まった基本ユニットを組み合わせるのではない。「土地の形状や起伏、太陽電池モジュールの角度、積雪地帯であればモジュールの高さなどを顧客の要望に応じて最適な形に設計、納入できることが特徴だ」(イー・コモンズ)。980セットには架台が含まれているが、架台の標準寸法や重量は定めていない。

 なお、980セットの価格には工事費用は含まれていない。「架台と併せてコンクリート基礎の設計が必要だ」(イー・コモンズ)。

太陽電池モジュールを200枚用いる

 980セットに含まれるのはハンファQセルズジャパンの産業用多結晶Si(シリコン)太陽電池モジュール「HSL-60P6-PB-1-250」(出力250W)を200枚用いる。反射防止コーティングが施されており、変換効率が向上した他、設置場所周辺での反射光の影響を抑えた。住宅などに近い場合、反射光が気になる場合があるからだ。

 パワーコンディショナーとしてオムロンの「KP55M-J4」を9台用いる。スイッチングノイズを抑えたため、モスキート音が少ない機種だ。外部ファンを利用しない自然空冷設計であるため、騒音レベルは29dBと低い。

 架台は地上から垂直に立ち上がる部分を亜鉛メッキ鋼とし、腐食を抑えた他、「天井」部分をアルミニウム合金として重量を抑えた。この他、集電箱が1つ付属する。

 同社は工場設置型の太陽光発電システムと980セットのような野立て式のシステムを手掛けている。「9割が野立て式システムだ。顧客は個人から中小企業までさまざまである」(イー・コモンズ)。

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