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» 2018年03月20日 13時00分 公開

省エネ機器:水力由来の電力を活用、実証ビルのCO2排出をゼロに

NTTファシリティーズが同社の研究開発拠点に、新電力のエネットが供給するCO2排出係数ゼロの料金プランを導入。エネルギーに起因するCO2排出をゼロにしたという。

[長町基,スマートジャパン]

 新電力のエネット(東京都港区)はこのほど、NTTファシリティーズの「NTTファシリティーズイノベーションセンター」(東京都江東区)に、に、CO2排出係数ゼロをにできる電気料金プラン「グリーンメニュー」を導入したと発表した。

 エネットは、これまでLNG(液化天然ガス)火力発電をはじめ、水力発電やバイオマス発電といった再生可能エネルギーの調達に注力し、CO2排出係数の低い電気を全国の法人の顧客に供給してきた。現在は、FIT対象となっていない小水力発電などのCO2排出係数がゼロの電気を活用したグリーンメニューを限定的に提供している。

 このほど、NTTファシリティーズの要望に応え、グリーンメニューを導入したという。NTTファシリティーズイノベーションセンターは2014年に完成。高い省エネ、快適性、知的生産性の追求を目指し、地中熱、自然風、太陽光発電など自然エネルギーを積極的に活用している他、自社開発した空調、電源、IoT技術の導入している実証実験型オフィスだ。完成時点で一般的オフィスビルと比較して一次エネルギー消費量を60%削減しており、さらに今回エネットが提供するグリーンメニューを導入することで、同センターのエネルギー起因によるCO2排出量はゼロになるという。

「NTTファシリティーズイノベーションセンター」の外観 出典:NTTファシリティーズ

 エネットでは今後は、今回の導入実績も踏まえ、自社で確保しているFIT対象となっていない水力発電やバイオマス発電などの再生可能エネルギー電源を活用し、SBT(Science Based Targets、科学的根拠に基づいた排出削減目標)認定や、事業運営を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟するイニシアチブである「RE100」への加盟、温対法への対応など、顧客のCO2削減ニーズに答えていく方針としている。

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